今回のクエストも掘り掘りだったので、珍しくカエルの翠(ミドリ)をお供に呼び出した。
親としては大きな声では言えないのだが、彼女の外見には愛らしさを感じる要素が少ない気持ちが常にあって、そのせいか掘りのときに呼び出すことが極端に少ない私。
少々反省して、たまには一緒に過ごそうと気を使った(?)
が、彼女は出て来たとたんに 「 ぎゃー 」と、ご機嫌ななめ……。
翠 : 色が被っとるやないのぉー。 緑も、赤もぉ!!
ロータス : おや、これは失礼……^^; (へへへっ)
めげずに掘り掘りを続けていたら、彼女が話かけてきた……。
翠 : ねぇ、お願いがあるんやけど。
ロータス : ん? ( おや、珍しく低姿勢な態度 )
翠 : うち、カボチャの馬車に乗りたいんよ。
ロータス : 何で?
翠 : あれに乗って高級な池 ( お城ともいう ) に行きたいんよ。
したらええ彼氏 ( 王子様ともいう ) ができるんやろぅ。
うちも、馬車に乗りたいわぁ。
ロータス : ---------。 (ちょい、無視しとこ )
翠 : ねぇ、母ちゃん。こうて。
ロータス : お高い池にいるらしいええ彼氏は、派手な馬車に一目惚れするのんか?
翠 : ちゃうやん。 馬車は切っ掛け。 気ぃ引けたらええの。
あとはこのデカ目でおとしたるわ。
翠 : 弟妹たちも、チャームポイントは目ぇや言うし。
ロータス : ( ・・・それは、怖い姉への お世辞 だろうよ )
翠 : うちも、相当イケてる思うし^^ ねぇ、こうて。
ロータス : !!!!!!!!!!!
このプライドだけは宇宙のように無限のわが子に、そこが一番イケてないのだと、親なら伝えなくてはいけないと思うのだが。
親心というものは慈悲深く、子供が傷つくことは言葉に出来なかったりする。
なので、こういうときは無難な理由でごまかしてしまう。
ロータス : 無理。 露店で売ってなかったでしょ。
翠 : せやったら、作って。
ロータス : やだ。 ( 何言い出すの )
翠 : ええやん、作って。
ロータス : やーだっ。 ( なんども言わせないの )
翠 : わが子のお願いゃん。 作ってぇや。
ロータス : い・や・だッ!!!
翠 : 母ちゃんのどケチッ。 腹、真っ黒やねっ!!!
ロータス : 真っ黒でいいもんねっ!!!
お城に行くための馬車を作るのは魔法使い → 大抵 お婆さん ← ここ重要
その馬車に乗るのはシンデレラ → 大抵 お若い女性 ← ここが最重要っ!!!
馬車を作っちゃったら、うっかりそっちのグループに入っちゃうでしょうがっ!!!
乙女心のわからん子ねっ!!
翠 : ケチーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
ロータス : やぁだっぺーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
もはや、同レベル。
親心は晩秋の風に容易く吹き飛ばされました。