2014春夏ロンドンコレクションが始まりました。毎シーズン新人デザイナーがデビューすることで話題のロンドンですが、その一方で老舗のロンドンもしっかりと根付いています。そのひとつがバーバリー
プローサム。英国ファッション協議会(BFC)が主催するロンドンコレクションのメインブランドとして欠かせないものになっています。
会場はいつもと同じ、ケンジントンガーデンの特設ガラス張りテントです。ショーが始まる直前、大粒の雨がガラス壁を激しく打ちます。もしかしてショー中止?と思うほどの豪雨だったのですが、ほどなく青空がのぞいてショー開始。登場したのは咲き誇る春の花を思わせるパステルカラーのドレスたち。イングリッシュローズをイメージした、香るようなキャットウォークです。
ビクトリアン調のノッティングレースは、四角いモチーフで甘過ぎずシャープなIラインシルエットを作ります。ラベンダー、メロングリーンにピンクの透けるレースのドレス。ダブルフェイスカシミアのコートをさらりと羽織ります。トレンチモデルのコートが身体を優しく包んでいます。
モデルが手にするクラッチバッグは、花モチーフを全面に付けたラバーでできたペタル(花びら)バッグです。春一番に持ちたいバッグです。青空から花びらが舞い踊ってフィナーレ。春の優しさに包まれたコレクションでした。
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