2013年春夏コレクション、ミラノ、パリも出揃いました。今シーズンはトルソーラインが気になります。縦長の切り替え、ストレートでロング。ダミエだけでコレクションを発表したのはパリコレクション最終日に行ったルイ・ヴィトンです。ダミエと言えば、ヴィトンを代表する格子柄です。特設会場のテントは大きなダミエ柄模様。会場の床もダミエ。4機の長いエスカレーターを設えました。
ファーストルックは、イエローと白のダミエスーツ。全身ボディを包むダミエスーツは、フィットしながら柄を崩しません。丸いボディを包むダミエ柄。巧妙なクチュールテクニックが覗きます。単純なのに繊細なのです。チェスのコマのように4機のエスカレーターが上に、下にモデルを運びます。バッグも靴も服と同色、大小さまざまなダミエ柄が続きます。これを無地の単品と合わせると、素敵な立体感が出てくるはずです。全62体のショーはわずか6分で終了。しかし見応え十分、余韻を残すパフォーマンスでした。
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