深夜、異変は突然起こった
我が家の警報装置はペンタゴン並だが機械である以上スキを突き沈黙させることはできる
敵はソコをついてきたようだ
(ペンタゴン以上のシステムを構築させるとしよう)
6人一組のチームで2チーム、恐らくバックアップにもう1チーム、合計18人の特殊部隊と思しき連中である
我が家の使用人たちはみな特殊な訓練を受けている
僕が特別に警備を雇わないのにはちゃんとした訳があるのだ
地下の指令室から戦況を見守る、最も不安はない
やはり坂崎のチームには動きに無駄がないようだ
さすがにスペツナズから恐れられた坂崎である
馬鹿でかい純金製の電話で急所を突かれた敵が悶絶している
5分で侵入者達は阻止され負傷者を抱えて撤退していった
バックアップチームもすでに沈黙している
僕のように国際的な役割を担っているとこんなこともたまにはあるのだ
┐(´∀`)┌ヤレヤレである
面倒な「忘れ物」がないか確認をしている坂崎のインカムから妙な音が流れてくる
あぁ~~~ぃ どぅり~~みん おばわーーーーぃ くりっすまs
底知れない坂崎だが歌だけは聞けたものではないのである