去年6月、新型コロナワクチンの大規模接種会場での接種対象が64歳以下になり、職場や大学での接種も始まるなど、日本のワクチン接種が加速し始めました。
あれから1年。「ワクチンによる副反応が長引いている」。全国で、そんな声が上がっています。
名古屋市には、1000件以上の相談が寄せられています。相談の中身は、長引く頭痛、倦怠感、めまいなど多岐にわたります。
愛知県看護協会・高木仁美専務理事:「こんなにも多くの方たちが副反応で長期にわたって苦しんでいる」
札幌市でもワクチンによる副作用を訴える人がいます。
新型コロナウイルスの発症や重症化を防ぐ高い効果があるとして、国が積極的な接種を呼びかけている「新型コロナワクチン」。
その一方で2021年3月の接種後から、現在も原因不明の症状に苦しんでいると話す長崎県内の女性を取材。
「ワクチンは感染対策の決め手となる。そして国民の皆さんに安全で有効なワクチンを速やかにお届けしたい」
唯一の有効な感染対策として、国は接種を強く推奨。2022年10月からは5回目も始まるなど、今も「国策」として接種が行われています。
総接種回数はおよそ3億5000万回。こうした中、
「動けなくなって…、息苦しさが続いていたりする」
ワクチン接種後、原因不明の倦怠感でほぼ寝たきりになった人。
「髪が大量に抜けて、これウィッグなんですよ」
脱毛の症状が出た女性も。
14歳の女子中学生が新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種後に死亡し、医師らが接種と死亡との因果関係を認める結論を出しました。