前回の講座のコメントで材料釣りのリクエストがありましたので、今回は材料釣りについて書きます。
通常入手できる餌は三種類に分けることができます。
・ボール ミックスボール タピオカボール スペシャルフラワーボール
・スプーン アップルスプーン
・グルテン エッググルテン アミノグルテン 極みハニーグルテン ディープグルテン キンググルテン
ボールは最も安価な餌で、始めたばかりの頃は専らこれのお世話になるでしょうし、LVが上がってもイベント等でイベ竿を使う時にはこの餌を使うことになるでしょう。
スプーンは「魚と竿のこと」でも触れたように、「マボ」の出現が期待できる餌です。経験値を上げる目的の釣りの際にはこれを使います。NPC販売のスプーンはアップルスプーン(ピシュル・トモエスカ)一種ですが、アメジスト掘りで採取されるパラダイススプーン(紫エビ)、KJ露店で入手できるトルマリンスプーン(青エビ)の他、イベント賞品として配布される各種のものがあり、マボの出現率に違いがあります。
グルテン系の餌が、今回の話題である材料釣りのための餌で、「材料餌」と通称されます。前述のように五種類販売されていますが、竿のレベルに合わせて、LV20未満の竿なら極み、LV20以上LV40未満の竿ならディープ、LV40以上の竿ならキングを使うのが、最も材料を効果的に集める方法でしょう。
材料餌で釣れることが期待されるのが魔法材料です。魔法材料は釣っても経験値にはなりませんが、たくさん集めると各種調合に使うことができます。
極みを使って釣れるのは、魔法の青銅の破片・もろい赤彗星パウダー・もろい青稲妻パウダーの三種類です。それぞれ以下、銅LV1・赤LV1・青LV1と略称します。
銅LV1は全てのキャラクターが釣ることができますが、赤LV1は女性キャラクターのみ、青LV1は男性キャラクターのみが釣ることができます。この赤・青それぞれの材料は、各種調合において対称的に用いられます。
たとえば、竿をチューンする際には三種類の材料がそれぞれ使われます。LV1から使える竹竿のプレミアム竿をチューンする際に必要な材料は次の通りです。
パワー1段階:銅LV1*9 赤LV1*7
幸 運1段階:銅LV1*9 青LV1*7
女性キャラの場合、普通に釣っても青材料を釣れませんから、チューンをするためには青材料を入手しなければなりません。主な入手方法は次の三通り。
・露店で購入する
・男性キャラと赤青交換をする
・魔法スイッチフォームを使って異性材料釣りをする
LV40以降、本格的に材料釣りをするようになると、このスイッチフォームは覚えておいたほうがいいでしょう。
さて、今「本格的な材料釣り」の開始を「LV40」と言いました。これは何故かというと、竿のLVによって釣れる材料にも違いが出てくるからです。先に、銅LV1・赤LV1・青LV1という略称を用いましたように、材料にもLVがあります。現時点で有効な材料はLV5まであり、そのうちLV4までは材料釣りで釣ることができます。LV20竿以上でLV2材料がかかり、LV40竿以上でLV3・4材料がかかります。(魚と竿のLVの相関と同じく厳密にはもう少し複雑ですが省略)
上位材料は下位材料を5個使って調合することでも入手できます。
LV1*5 → LV2*1 (成功率90%)
LV2*5 → LV3*1 (成功率80%)
LV3*5 → LV4*1 (成功率70%)
LV4*5 → LV5*1 (成功率60%)
LV3材料1個を、LV1材料を使って調合することで入手するにはどのくらいの個数が必要かというと、仮に調合で失敗しなかったとして25個。(ノーミスでできる確率は50%弱。) 成功率通りに成功したとして25個のLV1材料からは0.72個のLV3材料しか調合できません。
LV3材料を獲得する目的でLV20未満の竿を使って材料釣りをした場合、最低で25個のLV1材料を釣らないといけないのですが、LV40以上の竿を使って同じ時間材料釣りをした場合、1個以上のLV3材料が釣れることが期待されます。つまり、LV3以上の材料を獲得する目的での材料釣りはLV40以上の竿を使った方が圧倒的に効率が良いわけです。
もちろん、調合・チューンの内容によってはLV1・2材料も必要となりますので、LV20未満で材料釣りをすることに意味がないわけではないのですが、上位調合で上位材料を手に入れるため、というのは余り考えない方がいいと思います。
材料釣りの効用の一つに、「材料餌ではマボが来ない」というのがあります。マボは経験値・売価ともに高く、釣れる状態であれば積極的に狙った方がいいのですが、プレイヤーのPC環境が十分でない場合に極めて釣りにくい状態になりますし、竿のチューンがされてなければそもそも釣れません。このような場合に高いマボ餌を使ってマボを全て逃してしまうのは大変もったいなく、マボ餌は使えません。もちろん、ボール系の餌を使って普通魚をこつこつ釣り、経験値をためるのもよいのですが、一方で、材料餌を使って材料を集めながら経験値と両睨みをするというのもまた意義のあるスタイルでしょう。これは個人の趣味・嗜好の問題になると思いますので、両方やってみて好きな方を選択すればいいだろうと思います。
材料釣りをする際の注意点を二つ挙げておきます。
一つは、釣った材料を使うことです。釣ったはしから使え、というわけではないのですが、使うあてもない材料をためるのもむなしくなります。これまでの材料の説明も、漠然としていてピンと来にくいと思うのですが、それは、この材料をこのように使えばこれが調合できる、という成果がはっきりわからないからだと思います。妖精ミッション(チュートリアルミッション)で竿のチューンはやらされますが、あれだけでは実体験として不十分でしょう。闇雲にただ集めるのは飽きる原因ですので、この世界に慣れていく中で、徐々に材料の使い方を理解し、徐々に材料釣りにシフトして行くのがよいと思います。
もう一つは、材料釣りは赤字になるということです。釣った材料は経験値にもなりませんが、売ってお金にすることもできません。(露店で売って稼ぐ方法もありますが、ここでは論の対象としません。) 材料釣りは、その目的からいって、魚が釣れるより材料が釣れた方がいいわけですから、経験値やお金がたまらないことは歓迎すべきことなのですが、うっかりすると餌を買うお金が尽きることにもなりかねません。キングル(キンググルテン)貧乏という言葉がありますが、飛び抜けて高価なキンググルテンだけでなく、ディープグルテンですら釣魚の売却代金だけでは赤字になります。所持金の残高には十分気を付けましょう。
結論を言うとですね、ビギナーのうちは材料釣りはやらなくていいです。運営支給竿が切れて、バディさんが代替竿を用意してくれるまでの時間潰しに、店売りのノーマルノーチューン竿で材料釣りをする、という程度の位置付けでいいと思います。
*おまけ*
材料LV1~4の正式名称
銅系
LV1 魔法の青銅の破片
LV2 魔法の青銅貨
LV3 魔法の青銅カード
LV4 魔法の銀の破片
赤系
LV1 もろい赤彗星パウダー
LV2 もろい赤彗星のかけら
LV3 もろい赤彗星の結晶
LV4 純粋赤彗星パウダー
青系
LV1 もろい青稲妻パウダー
LV2 もろい青稲妻のかけら
LV3 もろい青稲妻の結晶
LV4 純粋青稲妻パウダー