チャットには以下の五種類があります。
・ミンナデ OP(オープン) 周囲(概ね画面右上のミニマップの範囲)の人に聞こえます。
・地域 全国放送 CH全体(どうぶつの島を含む)に聞こえます。スマイル10から使用可。
・パーティー PT 同じCHの同じパーティー(最大8名)に属している人と話ができます。
・ギルド ギルチャ 同じギルド(CH不問)に所属している人と話ができます。
・フレンド フレチャ 指定した一人と話ができます。「名前+半角スペース+メッセージ」
この五種類の発言は、チャット入力欄の上のタブを切り替えることで、発言し分けることができます。
また、OP以外の四つのタブに切り替えている場合は、システムログ及びそれぞれのチャットログしか表示されません。
OPタブにしている時は、全てのログが表示されます。
チャットタブはTabキーで順送りに変更することができます。
タブ指定したチャット区分以外で発言したい時には、チャットコマンドを使います。
タブの先頭に書いてある文字がそれです。(コマンドは半角です。)
たとえば「地域」の前には「!」と書いてあります。
地域以外のタブを指定している状態でも、「!ほにゃらら」と打ち込むことで、
地域チャットで「ほにゃらら」と発言することができます。
地域誤爆の一部は、顔文字等で発言の冒頭に「!」が来ることによって起こります。
もっとも、PTタブで「!」を使って地域発言しても、自分でその内容を確認するには
地域タブに切り替えなければならず、コマンドを使う意味がありません。
このチャットコマンドは、OPタブの状態で各種チャットを使い分けるために存在します。
OPタブであれば、全てのログが表示されるので、同時に複数のチャットを使い分ける時には便利です。
このため、「ミンナデ」の前にはチャットコマンドが表記されていません。
ですが、ローディング画面でも紹介されているように、OPのチャットコマンドも存在します。「@」です。
OPチャットは吹き出しにより目視確認することができるので、
たとえばPTタブのまま、吹き出しを相手にOP会話をすることもできます。
チャットタブの一番右端に「ご案内」というタブがありますが、これは実装されていません。
本来、[NOTICE]等を表示させる目的で作られたものだと思いますが、
それら重要な告知は、チャットタブのいかんを問わず、ユーザーに表示させる必要があるので、
利用されていないのだろうと推測されます。
この「ご案内」タブを利用した、よく知られた裏技が、SS撮影のためのチャットログ非表示です。
カメラスキルによる撮影でカメラフレームが画面左下部を含む場合、及びF9撮影の場合、
SS内にチャットログが表示されてしまいます。
何らかの事情でログを写しこむ必要がある場合を除き、ログはSSにとって雑音です。
そんな時、チャットタブを「ご案内」に合わせることで、全てのログを非表示にできます。
但し、いくつか注意事項があります。
まず、チャットオプションで、「チャットウィンドウ」のチェックをはずします。
こうすることでバックスクリーンを非表示にすることができます。
なお、ログを撮影したい場合は、これとは逆に、「チャットウィンドウ」にチェックを入れた上で、
その右のスライドバーをMAX(10)にすると読みやすくなります。
次に、新規システムログ表示の問題です。
システムログは重要情報ですので、どのタブにしていても表示されます。
「ご案内」タブであっても、新規システムログは表示されます。
SSを撮影する時は、撮影情報がシステムログとして表示されます。
そのまま撮影すると、連写をした場合は過去の撮影情報が写り込んでしまいます。
これを避けるには、チャットオプションの「システムメッセージ」のチェックをはずします。
但し、システムログが一切表示されないのは不便ですので、連写撮影が終了したらなるべく早く設定を元に戻しておきましょう。
なお、撮影情報を敢えて表示させるメリットもあります。
ファイル名は年月日時分秒+4桁の数字で表現されますが、下4桁の数字は完全ランダムになります。
1秒1コマ以上の連写撮影をした場合、ファイル名によるソートと時系列とが矛盾することがあります。
この時、ログを表示させておけば、ファイルを時系列でたどるのが容易になります。
UP式の時には、こうやって準備をしてSSを撮ります。
当事者以外は、カメラボタンの上にマウスをあててじっと待っていればいいのですが、当事者はちょっと大変です。
特に、カウントをする人は、OPで発言しなければならないので、
その後慌てて「ご案内」に合わせようとして暴走したり、間に合わずにSSが撮れなかったりすることがあります。
そこで使えるのが「OPのチャットコマンド」です。
私は祝い看板を出しながらSSも撮っているのですが、どういう手順でそれをこなしているかを紹介します。
1.看板を仕込む。
この時に、チャットコマンド込みで仕込んでおきます。
具体的には、「@祝○○さん××UP」等の文字列をメモ帳等に下書きしておいて、
それをコピーで記憶しておきます。
2.カウントをする。
カウントはOPでします。「0」の後、「ご案内」に切り替えます。
この切り替えも不安だったら、最初から「ご案内」でカウントしてもいいでしょう。
ただその場合、チャットコマンドの「@」が半角なので、IMEをオフにして、半角でのカウントにした方がいいです。
3.仕込んだ看板をチャットに流す。
チャットタブ「ご案内」の状態で入力欄にペーストし、エンターキーを押します。
作業は全てキーボードで行なえますので、マウスカーソルはカメラボタンの上に置いておきます。
4.撮影する。
この時、カメラボタンがチャットログの上に来ていると、バックスクリーンを噛み込んでしまいます。
カメラフレームを置く時に気を付けて下さい。
さて、チャットコマンドには隠しコマンドがあります。「/」を行頭につけると、「/」込みでOPに流します。
何のための仕様かというと、恐らくコマンド入力に対応するためのものだと思われます。
たとえば、「/command」で何かのコマンドを起動する場合、チャットタブがどこにあっても起動できるように、
全てOPに出すようにしている、という仕組みが想定できます。
ただ現状、それをプログラムが受け取らずにそのまま発言として排出しているのですから、未実装です。
実装予定があるかどうかも不明。
「/chatlog on」コマンド実装してほしいなあ。