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※この物語は全てが創作です。登場人物などはMILUゲーム内のNPCを利用させていただきました。 ※Goodなどは良いなと思ってくれた方のみで結構です。 ※読んで感想のある方、評価、指導などコメントいただければ幸いです。 ※表現方法、専門用語などをこうしたほうがよいなどがあれば回答でもOK ※この物語を引用し「こうした流れがいい」というものがあればそれも回答OK ※登場人物が増えたり(MILUゲーム内のNPCなど)設定が変わってもOK
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タイトル:泣き虫ルイ
ある大手IT企業に勤める男が居た。 ルイ:27歳独身の入社3年目の若手のホープである。
ルイはその企業のネットワークシステム部セキュリティー課に所属し社内外の不正アクセスの監視などを行なっていた。 この企業では定期的にメンテナンスを行なっていた。
そんなある日、ルイはある一つの不信なアクセスがあることに気が付いた。 それは社内に、あるPCから社外へ向けて通常使用されるはずの無いルータのポートが開いており、そこを利用してアクセスがされていたのだ。
ルイは調査を始めたが拍子抜けするほど簡単に、どこのPCから誰がアクセスを行なっていたかを突き止めた。 そしてその不正アクセスを行なった女、ヤナから事情を問い詰めたところ会社が持つユーザの個人情報をある業者へ流していたということが解った。
至急マスコミに対し記者会見の場を設け、この事実を公表し謝罪すると共に情報が流れたとされるユーザへの対応と補償を第一に考え、さらには至急社内のシステムを一新し再発防止に努めるよう上司に報告した。
翌日、上司からは意外な回答が返ってきた。 「事の重大さは認識し、しかるべき対処を行なうが、そのときまで口外せぬように」 ・・・と。
ルイは納得がいかず上司に詰め寄った。 「そのときまでとは何時の事か?なぜ早急に対処しないのか?ユーザに対しての信用問題に関わるがそこをどのようにお考えなのか?」
上司は言った。 「影響が大きすぎる。公表に至れば当然補償問題に発展する。その場合莫大な補償費が発生する。またシステムの見直しにも当然莫大な費用が発生しこの2つが同時進行することは絶対に避けなければならない。現在協議中であるからその決定を待て」
ルイはこのときこの会社の「体質」というものを初めて実感した。
実はこの企業、数年前にも同様の問題を起こしており、ルイはそのとき学生であった。 就職活動をしていた時に、問題を起こした会社に不信感はあったものの何かと相談にのってくれた先輩からの勧めで入社した経緯がある。
今回のことを先輩に相談した。先輩は2児の子を持つ父親になっていた。
ルイは今までの経緯と自分はどうしたらいいのか先輩に打ち明けた。 先輩は思いつめたルイを気遣うように言った。 「ルイ、お前はどうしたいんだ?お前の信念はどこにある?」
ルイは言葉に詰まった。 「わからない・・・でも納得がいかないんです・・・」
先輩は諭すように言った。 「では、納得がいかなかった理由はなんだったんだ?その納得いかない事に対してルイはどうしたいと思うんだい?」
ルイは先輩の言わんとしている事が理解できた。 「先輩、僕がその行動を起こすと社員全員に迷惑がかかります。その中には家庭を持っている方も居ます。先輩にも。それを考えると・・・でもその反面、今どこかで個人情報を悪用されているかもしれないユーザのことを考えると・・・」
残りのウィスキーを飲み干し、ルイの肩に優しく手を置き、ルイが言い終える間もなく先輩は即答した。 「俺は構わないぜ。ルイ」
ルイの目の前に居る先輩の先輩の顔が揺らいでいる・・・ まるで水で濡れたガラスのように・・・ それが自分の涙であることに気が付いた時それをとめることは出来なかった。
------------------->>>数年後・・・
「ルイ!いそがねぇーとシステム部の会議に遅れるぜ!」 「わかってますよ先輩!待ってくださいよー」
バタン!と占めたドアのプレートには 【泣き虫ルイ】
終わり
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