70年ごろまでに、モッズムーブメントは一度廃れます。
一部の者はお花畑でモンシロチョウを追いかけ、一部の者は「スキンヘッズ」や「スウェードヘッズ」になり、Dr. マーティンを履いて凶暴化します。
しかし、時代は繰り返す。
70年代も終わりを告げようとするころ、そう、パンクロックが行き場を失い、キラキラした音楽がはやり始めたころ、ぼくたちのモッズが再び帰ってきました!
あの細身の、つんつるてんのモッズスーツに身を包んで。
乱暴な言い方をすれば、ぼくは長い髪のバンドが大嫌いなので、70年代に関して言えば、ビッグ・ネーム・バンドにはほとんど興味がなく、パンクロックやこのモッズ・リバイバルの方が刺激的です。
この時代のモッズ好みの音楽の特徴は、パンクビート(ちょうど流行ってたの。)を取り入れて、ちょっと攻撃的なサウンドになっていること。
そして、録音技術も演奏技術も、機材や楽器の性能も上がり、より洗練されています。
そして、オリジナルモッズがのちに流れたレゲエもスタイルを変え、パンクと融合して「SKA(スカ)」という、ビートの効いた音楽になって流行します。
前からしつこいぐらいご紹介している、ぼくの師匠のポール・ウェラーがデビューしたのもこのころです。
では、70年代終わりから80年代初頭にかけてのモッズが好んだ音楽をお届けします。
In The Midnight Hour - The Jam
ぼくの師匠、ポール・ウェラーのバンド、ザ・ジャムが、モッズの好んだウィルソン・ピケット(黒人ソウルシンガー)をカバーしたものです。
ビートが効いてて、シビれます!さすが「ロンドン五大パンクバンド」の一角。
Little Bitch - Specials
これがスカです。平たく言えば、レゲエの早いやつw
同じ時期にマッドネスという優れたスカ・ポップバンドがいましたが、より悪っぽかったのはこのスペシャルズの方でしたね^^
Can't Do Without You - Small Hours
モッズを自認する人たちでも、このバンド知らない人の方が多いはず。
80年代初頭のすぐれものポップバンドです。
ルックスはもろにモッズ。キーボードが女性じゃなければもっと好き♡
Soho Strut - Secret Affair
一番上に挙げた、ぼくの師匠ポール・ウェラーは、このシークレット・アフェアのボーカリスト、イアン・ペイジのことが大っ嫌いだと言っていました。
それだけ、シークレット・アフェアはザ・ジャムを脅かす存在だったということでしょう。
それにしても過小評価されている、このバンドは。