はい!という訳で先日見てきました映画・・・

「クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園」をレビューしようと思います!!
しんちゃんの映画自体観に行くのは10年以上ぶりなのですが、なぜか「これは観に行かねば!」と思い観に行きました!
あらすじ
全寮制の超エリート校に体験入学することになったしんのすけたち。風間くんは、良い成績を残してみんなで入学することを夢見ていたが、しんのすけに足を引っ張られて大ゲンカになる。その末に寮を飛び出した風間くんは、学園で多発する怪事件に巻き込まれてしまう。そこで、しんのすけたちは「カスカベ探偵倶楽部」を結成し、事件の解決に乗り出す。
感想
非常に面白かった!!!!個人的にオトナ帝国と並ぶ程面白く子供だけでなく大人に向けたメッセージも強かったと思う!!!
まず今作の特徴はクレしん映画初の、本格(風)ミステリー。と題打ってるだけあって、ミステリー物です。
そして子供向けかと思っていましたがちゃんと探偵物として成り立っていました!
まず容疑者全員がちゃんと怪しく。そしてミスリードを誘う描写が多い。ちゃんと限られた情報で誰が犯人か推理できるように伏線をばら撒いてる。
確かにしんちゃんなどで荒唐無稽な所がありますがそれでもちゃんと「推理物」として仕上げてるのにまず拍手を送れました。
次に「青春」!これこそが僕が本作を一番評価しているところなのですが、この映画では「青春とはなんぞや?」
という所にクローズアップをされてます。
それは友情だったり部活だったり恋愛だったり、人によってはイジメだったり孤独だったりするかもしれない。
今作の舞台となる天カス学園はAIの導入により徹底的に無駄が省かれた世界になっています。そこでは、人間の教師が授業をすることも禁じられています。合理的に全てをレールに敷いたように勉強や部活に励む子どもたち。
一流の環境に身を置けば一流の技術を身に着けれるという理屈で無駄を徹底的に省く。
AIが全ての判断を客観的に下す。
しかし人間はそんなに完璧ではありません。必ずはみ出し者が出てきます。そういうはみ出し者に対する差別意識もちゃんと描かれており、
どんなに完璧な環境を作り、無駄を省いた世界は確かに理想的かもしれない、しかしそれじゃ駄目だよと描かれておりました。
何かを極めるのにひたすら合理的になる。それは一種の「近道」に見えるかもしれない。
しかし何かを極める、または頑張る、生きる。もしくは「青春」と言い換えても良いかも知れない。それら全てを、
合理的に考え無駄を排除するのではなく、例え一見「遠回り」に見えてもそこで生まれた友情や遊んだり悩んだり迷った時間は無駄に見えても、「それは無駄じゃないよ?」というエールが送られてました。
これはキラキラとした青春を送ってきた人だけでなく、暗い生活を送ってきた。そして全ての青春を送ろうとする
人々に対して「無駄かもしれないけど、無駄じゃないんだよ?」という強い肯定に見えました。
今作の風間くんとしんちゃんの関係がそれを如実に描いており、「別れ」は必ず訪れる、
でもだからと言って「無駄」を楽しんじゃけないという理由になるはずがない、という人生における友人との分かれ道とかけがえのない尊さを上手く可視化させていたなと。
もう30代になろう僕ですがまだまだ青春の途中。人は生きてる限り青春をする生き物だと本作で改めて気付かされました!
この作品はオトナ帝国の真逆の作品だと思います。あの作品は「懐かしむ」ことを一つのテーマに据えていました。
しかし今作は老若男女、すべての人の「今までと、そしてこれからの青春」をテーマに描かれていました。
ありがとうしんちゃん。久しぶりに良いもの見れたぜ。。。
あ、後主題歌の「はしりがき」は非常に良かった!本作とマッチしてて個人的に神曲でした!!