去年はあまりいい年ではありませんでした。今年はいい年でありますように。
江戸時代には縁起ものとして宝船に乗った七福神の絵が売られていて
寝るときに枕の下において良い初夢を見たそうです。

『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな』
室町時代の頃から、「初夢」文化のひとつとして日本で行われた風習に用いられました。
現代ではマイナーな風習と化していますが、「初夢」に「宝船」はこの歌が簡略化された名残りでもあります。
大抵は冒頭部の「長き夜の」(「長き夜の…」)、あるいは「なかきよの」「なかきよ」と略される。
『村草に くさの名はもし 具はらは なそしも花の 咲くに咲くらむ』や『惜しめとも ついにいつもと
行春は 悔ゆともついに いつもとめしを』などとともに有名な回文和歌のひとつです。
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右手に釣竿、左手に鯛、という、姿をしています。そのお姿から想像できるように漁の神さまでした。 豊漁をもたらす神さまとして、また航海安全の神さまとして港の近くに多くまつられました。 港は船の出入りによって商売が繁昌するので、航海安全は商売繁昌につながり、恵比寿さまは商売繁昌の神様としても有名になりました。 恵比寿神は、イザナギ、イザナミの尊の大三子にあたる蛭子尊(ひるこのみこと)である、とされています。唯一日本生まれの神様です。 |
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打ち出の小槌を持ち笑みを浮かべる姿から福財の神ともいわれ、もとはインドの戦闘神シヴァの化身といわれ軍神でありました。 中国を経て我国に伝来し、日本では福徳、開運、豊作の守り神とされています。七福神の中では、恵比寿と並び最もなじみ深い。 |
| 弁財天(べんざいてん)...夫婦円満・知恵を与える神 |
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琵琶を持った容姿端麗な女神が弁財天です。七福神で唯一の女神。水を神格化したものであり、言語や音楽の神として尊信されています、また、金運・財運の神として福徳自在のご利益とされています。 |
| 毘沙門天(びしゃもんてん)...家族を守り勇気を与える神 |
| 右手の槍で怨敵(災害、仏教を弾圧する権力)を退治し、左手の宝珠で人々に福徳を与えてくれるといいます。 北方の守護神、仏教を守護する神であり、毘沙門天を信仰すると十種の福を得るとされています。菅原道真や小野道風も信仰していたといわれています。 |
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| 寿老人(じゅろうじん)...家庭円満・無病息災の神 |
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中国の老子が天に昇ってなったという仙人の姿。三千年の長寿を保つ白ひげをたらし杖を持ち、玄鹿を従え、人々の難を払う団扇を持っていることから、福財・子宝・諸病平癒・長寿の功徳ありといわれています。 |
| 南極星の精・泰山府君を人格化した神で、幸福・高禄・長寿の三徳をあたえられたとされ、頭が長いという独特の風貌と、福禄寿という名前がいかにも縁起がよさそうなので、商売繁盛・延寿・健康・除災の福の神としておさまったのではないでしょうか。 |
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| 中国・唐の時代に実在した僧契此は、常に大きな布袋を担いで喜捨を集めて回ったため、布袋和尚と呼ばれるようになりました。布袋和尚はその名のとおり僧侶です。神様ではありません。中国では弥勒菩薩の化現として信仰されています。 |
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吉祥天(きちじょうてん)...幸福・美・富を顕す神 |
| インドからきた神である。吉祥とは繁栄・幸運を意味し幸福・美・富を顕す神とされている。日本では、中国風の貴婦人に描かれ場合が多く、優雅な衣装に冠、左手に宝珠を持っているのが一般的な像である。また、仏教では毘沙門天の妃とされているため、毘沙門天の脇に置かれていることもある。七福神で唯一の女神は弁才天(弁財天)であるが、当初の紅一点は吉祥天であったとも言われる。今では、七福神の次に加えられて、八福神として祀っている所がある。 |
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七福神は宝船に乗ってやって来ると信じられています。
宝船とは、七福神が乗る宝物を積み込んだ帆船のことです。宝船には珊瑚・金銀・宝石など、様々な宝物が積み込まれているといいます。
そのため宝船はおめでたい船とされ、この船に七福神が乗っている様子をかたどった置物などが縁起物として親しまれています。 |
宝船が描かれた図には「 永き世の 遠の眠りの みな目ざめ 波乗り船の 音のよきかな 」という回文歌などが書かれることがあり、正月の2日にその絵を枕の下に入れて寝ると良い「 初夢 」を見ることができると言われています。悪い夢を見た時は、翌朝、宝船の絵を川に流して縁起直しをするとのこと。
宝船のようになったのは後世の事で、元はもっと素朴なもので悪夢を乗せて流すという「夢違え」または「夢祓え」の船が原形だといいます。
室町時代には節分の夜か除夜の時人々に船の絵を分け与え、床の下に敷いて寝た後は翌朝集めて流すか、埋めるかしている事から流す物、祓う物と考えていたことが伺えます。