小島楓(松嶋菜々子)が杉吉康弘センター長(手塚とおる)に呼び出される。救急搬送された岩渕達也(森下亮)から、気管挿管時に歯を折られたとクレームをつけられたのだ。杉吉は病院に責任が及ばないよう、問題を上手くまとめるよう楓に指示。楓は詳しい話を聞こうと安藤を探すが、姿が見えない。
結局、安藤の話が聞けなかった楓は、桜庭睦子看護師長(安寿ミラ)と一緒に達也と対面する。しかし、達也はすでに弁護士と相談しているらしく、自分の歯を折った麻酔医としか話をしないと息巻いた。だが、麻酔医の顔や名前はわかっていない様子。 達也との話を終えると、睦子は楓にやはり安藤ときちんと話して欲しいと頼む。今回の件は別として、安藤の目つきや動きが怪しいと患者たちからナースにクレームも入っていたのだ。
その後も安藤は手術などの時にはいるのだが、楓が話をしようとすると、避けるようにどこかへ行ってしまう。そんな楓にナースの中澤千秋(山田真歩)が安藤は誤解されやすいが悪いドクターではないと擁護。その言葉から楓はあることに気づいて、確かめる事に…。 救命センターに、サンバ・カーニバルの衣装を身に着けたブラジル人たちが押し寄せる。カーニバルの練習中に仲間が倒れて搬送されたのだ。肝心の患者とは言葉が通じず、困惑するナースたち。だが、その様子を見ていた安藤が自ら患者に接近し、言葉の壁を克服して体の具合を伝えてもらうことに成功する。
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