「一番好きな(だった)授業」。
高校生のときの自由研究が楽しかったなぁ。
講座の名称は「組織内行動理論の研究」でした。
いかにして意思決定をしているか、とか、
パーソナリティについて、とか、
防衛機制について、とか、
そんなような内容でした。
受講していたのが7人と、比較的少なく、
しかも仲のよい人ばかりだったので、
徹底的にディスカッションをしたり、
ときには個人的な相談をもとに
みんなで解決策を講じたりしたこともありました。
なかでも、いちばん印象に残っているのは、
映画『12人の怒れる男』を題材とした授業です。
12人の男たちが、陪審員としてある殺人事件の裁判を担当。
提出された証拠などからは、有罪がまちがいない、と思われますが、
ただひとり、「無罪」と意を唱えます。
証拠の疑問点をひとつひとつ検証していくなかで、
残りの陪審員たちも意見を変えていくのですが、
「さて、どういう順番で意見を変えていくでしょうか?」
というのが、授業のテーマでした。
ひとりめ(ふたりめ?)が「無罪」に意見を変える直前ところでビデオが止められ、
受講している各自が意見を変更する順番を予想をします。
次に、それぞれの予想をもとにディスカッションをして、
グループでひとつの予想をたてます。
最後に、もういちど自分だけの予想をたてなおします。
そして、実際に変更した順番と、予想した順番との差を点数化。
#5番目の人を5番目と予想したら、0点、
#5番目の人を7番目と予想したら、2点、という感じ。
0に近いほど、正解率が高い、ということになるのですが、
はじめはトンチンカンな順番で予想していたのに、
みんなの意見を聞いたことで正しい順番に近づく人もいれば、
はじめに自分ひとりで考えた順番はわりとあっているのに、
みんなで意見をまとめたあとで大幅に狂ってしまう人も。
なかなかに個性が出ておもしろかったです。