木曜日で「こころ」全110回の連載が終了しました。
職場で、このことを話すと、
「あー、そういえば国語の教科書に載ってましたね」
「うん、うん、あの長い遺書の本でしょ」と、読んでなかったのは私だけみたい。
でも、
「迷惑ですよねー、あんな遺書送り付けられたら」
「ドン引きするねー。書いてる暇があったら死ね!だいたい、あんな長かったら遺書とも気づかず、俺なら捨てる」
こいつらの国語の先生は何を教えたんだろう?
そもそも授業中、寝ていたか。
それにしても、40前の二人。こんなアホな感想をもらす中年のおっさんがいてもいいんだろうか?
新聞の方にも、かなりの感想が寄せられているようで、いくつか抜粋していました。
その人たちに、この二人の感想を聞かせたら殺されそうですね。
新聞を見る限りですが、
恋に悩んだ末のKの死、先生の裏切り、我が身と照らし合わしながら、この辺のことに共感や倫理観を刺激された人が多いみたいです。
本を読む利点は、人にやさしくなれること。
その1点から考えれば、まさしく大成功の作品なのだと感じました。
しかし、Kの死は恋煩い?先生の裏切りはとっても観念的過ぎて、今の時代には到達しえない心情じゃあないの?
明治の魂のような物が、静かに消え去っていく遠のいていく寂しさが後に残る作品でした。
私も、うちの仲間とあんまり変わらんみたい。
一つだけ思いました。
感想文て、まじめすぎてほとんどが面白くないですね。
うちの奴らのような、恥ずかしいんないんか!と突っ込みたくなる思ったままの感想にもたまには真理がありそうです。
「夏目漱石の「こころ」と言われれば、ただただ眠たかっただけの国語の授業を思い出します。
先生は何やら熱く語ってたみたいですが、あんた、見てきたんか。Kが死んでも、親戚でもないやろ。
自殺前の長ったらしい遺書にはまじうけました。
そんな奴、おらんやろう!
私は3行読んで挫折しました」
まとめてみれば、こんな具合になるでしょう。
首を絞めたくなりますね。
でもね、自殺前の長ったらしい遺書、と聞いて私は、この作品が少し身近になりました。