わかれの朝、
ふたりは
さめたコーヒーのみほし、
心が曇っている貴方
胸に力を溜め過ぎて
切ない笑顔を見せている
「さようなら」
さよなら なんて
二度と聞きたくない・・・
分っていたはずなのに
ふいに胸が熱くなった
愛だけが遠のいてゆく
目の前の貴方は
鮮やかなのに…
結露に景色を揺らす窓
もう逢えないかもしれない
あなたとの
お別れに
思い通りにはいかない
人は泣いた分だけ
自分を見つけてゆくんだろう…
いつものように
「さようなら」としか
言えない私がもどかしい
結露を指先でぬぐうと
窓の外にチラチラと白い妖精達が
舞っている