父の日にこだわり続けて10数年。精も根も尽き果てました。
会社でたたかれ、家族にはそでにされ、ちょっと優しくしてくれたスナックの姉ちゃんには金を貢ぐだけ。
打たれ強くなっている父ちゃんは、自分の喜びよりも家族や仲間の楽しそうな顔に幸せを感じるのです。
そんなしがないおっさんの応援が出来れば、と頑張ってきましたが、これほど盛り上がりに欠けるイベントもない。
やっぱり引退を先延ばしにして、あと5年挑戦してみようかともちらと思います。
でも、引退時期は旅を捨てサラリーマンになるときから決めていたこと。無謀なこだわりは一切絶ちます。
よってGAの日記も書けません。
だいたいが、私のチチは旅人。ネタ自体がないのです。
今日、グラーツのニュースを観ました。
秋葉原で起きた事件のような、暴走車が突っ込み、降りて刃物を振り回し逃げたとか。ボスニアの人だったみたいです。
グラーツは出稼ぎ者が多く、普段おっとりした街なのに、何かの拍子でいさかいが生じたりもします。民族の血が騒ぐのでしょうか?
私も何度かグラーツに入っていますが、ユーゴスラビアが分裂したときのグラーツはとても悲しかったのを覚えています。
安全な国オーストリアに身勝手な喧嘩を持ち込まないでほしかった。
こんな息苦しいニュースは別にして、その後ろに映るグラーツの旧市街は昔のままでした。
随分と久しぶりにみたグラーツ、変わらぬ街並みにホッとします。
旧市街だけにいじれないんでしょうね。
旅人だったチチと出かけるなら、こうしたいつまでも変わらぬ風景を楽しみたいものです。