弁護士の登場
(あらすじ)
男からの執拗な接触を断つべく弁護士と相談する。
弁護士曰く、
「念の為に申しますけど、裁判沙汰とは民法とか刑法に
触れた人に対し処罰を決める事ですよ。」
「この不倫の場合、男とひとみさんは加害者となります」
「男は奥さんとは数年前に離婚していますから、
法律的に今回の被害者は、貴方のご主人だけなのです。」
「当然、ご主人には知られたくないでしょうから、
今後の方針として、一旦訴訟する態度をみせて、
示談に持ち込むことが得策ではないでしょうか」
また弁護士は、これまでの男のメールや行動から、
ストーカ行為の立証が可能と言う。
ストーカ行為法的処罰は難しいが、止めさせることは可能と言う。
弁護士から訴訟を起こすとの内容証明を
男に送付すると同時に、私からメールを送る。
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(私から男へメール))
代理人の斉藤と申します。
今後は当方より連絡させていただきます。
ひとみさんの携帯電話や貴殿に関する物品は
私が保管しております。
またこれまでの調査で貴殿のメール内容において、
多くの虚偽行為が確認できました。
今後は法的処置を行使する為の訴訟準備にかかります。
裁判所は金沢地裁となります。
貴殿の家族構成や仕事関係は
東山高校へ通われている息子さんの資料を通じ入手する事ができました。
貴殿の健康状態についても訴訟に問題無しと確認できました。
前にも忠告したとおり、当方の提出証拠は主に貴殿のメール文です。
法的証拠として有効となるべく公証人役場より
証書捺印を受けて保管しておりました。
今後は貴殿のメール文に出てくる人物や、物証の確定作業をおこないます。
即ち、弟の徹さんを当方からお尋ねし
メールを読んで頂いた上、徹さんの本人確認をいたします。
(既に弟の徹は架空人物である事が判明している)
娘さんは嫁ぎ先の岡山市までお尋ねし、
娘さんからというメールを読んで頂き事実確認いたします。
貴殿の友人メールに関する本人確認ができておりません。
貴殿の会社の東氏をお尋ねし、
東からというメールを読んで頂き本人確認を行う所存です。
貴殿は名古屋でなく、豊田市の会社近くに居住していますね。
幾度と無くお尋ねし、かなりの情報が寄せられました。
貴殿にも数度電話したのですが、対応していただけませんでした。
これらの調査に要した費用一切は記録され、
弁護士費用と合算し、損害金として裁判所に提出します。
尚、貴殿よりの金の請求について、当方の弁護士の見解を以下に記します。
使途内容と「ひとみさんのみ」に使途されたという
金額とその証拠を示してください。
例えば、宿泊食費旅費など
ひとみさん本人の要求無しに使途された金銭は対象外となります。
貴殿からの物品については、
返品不要とのメール文が届いておりますが、お返しいたします。
郵送先住所の連絡を頂ければ至急送ります。
これらは6月末日を期限と致します。
この期日以降は当方にて処分いたします。
貴殿におかれては、送付された内容証明に対する返答を
書面にて指定期日までに返送ください。
回答なき場合は、或いは誠意が見られない場合は、
金沢地裁への訴訟となります。
尚、貴殿は過去、数度にわたり、
入院、自殺、危篤を繰り返しております。
これらの虚偽行為は、裁判の終了後に願います。
それ以後は、どうぞご自由にしてください。
ひとみさんや、私達は一切関知いたしません。
第24話につづく