セレステ婦人の夢
彼には単なる遊びの様なもの、
名前は恋を演ずるためだけのもの、
彼の架空の名前の後ろには、
虚像の雰囲気が見え隠れする。
彼には単なるゲームの様なもの、
名前は愛を演ずるためだけのもの、
愛があるかもしれないという微かな希望、
でも、その約束は満たされてはいない。
彼には単なるシンボルの様なもの、
名前というベールだけによって包まれ、
二人の間にある全ての物を脱ぎ捨て、
二人の心と肉体は燃えたぎる。
彼には単なる蜃気楼の様なもの、
うら若い二人はゴーストとなり、
愛のファンタジーに激しく火が点る。
そして、この演舞から美が生まれる。
彼の名前は単なる名前、
彼の感触は
夢の中では私の幻想となり、
私の愛を覆い隠す。