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春の陽光が金の波となって
穏やかな青い海に輝いている
そんな季節がやってきた
いつものように
そ! いつものように
お決まりの「ふたつ岩」の海岸で釣り糸を垂れると
少し離れた波打ち際に
これも お決まりの あの人がやってくる
「お邪魔します」って軽やかな声が
晴れ渡ったコバルトブルー空に消えていく
お話もしてみたし
肩を抱き寄せて キスもしてみた
また ある時には
二人で エイチな気分にもなってみた
なんて素敵な オトナの気分・・・
でも でも も一つ でも
これって
みんな 夢の中での出来事
そっ! 夢の中の お・は・な・し
勝手な妄想でした
それは置いといて
さーて 今日も来るかな?
あの波打ち際に・・・ あの人が?
それは誰にも わ・か・ら・な・い
あの人だけが 知っている
もし来たら どうしよう
告白しようかな
いや やっぱり よそう
でも やっぱり 告白しよう
一度っきりの人生なんだから
なんて 煩悶していたら
目覚まし時計が けたたましく 鳴り始めた
やばい もうこんな時間だ
落ち着け! 落ち着け!
気を取り直して
カレンダーを見たら
今日は バレンタインの2月14日
しかも 日曜日
やられた
あーあ 目覚ましかけたまま 寝ちゃった!!
さーて 休みだし もう1回寝て続き見るか!!
おまけ