(注)「校正」とは本来、印刷用の版に誤りがないことを原稿と照合して確認する作業を意味するのですが、実際には単に原稿と照合するだけでなく、原稿そのものの誤りを正したり、よりよい表現に修正したりすることも多々あります。
少年少女向けの作品を校正する場合、成人向けのものとは異なる注意が必要です。
1.対象年齢に合わせて用字を変更する。
例えば、四年生向けに出版する場合、四年生までに学習配当されていない漢字は仮名書きするかルビを振る必要があります。
2.用語にも注意する。
漢字の学年配当程厳密にする必要はありませんが、やはり対象年齢に対して余りに難解な用語は言い換えたり注を付けたりしなければなりません。
3.倫理面に配慮する。
これは実際にはケースバイケースとなりますが、少年少女の健全な発達を阻害しかねないような内容は慎むべきでしょう。
(民明書房刊『やさしい校正のイロハ』より)