前回の「告白」は凝りすぎて仕掛けが気付かれなかったのか反応に乏しかったので、今回は定番で。
「麻婆」といえば元祖は「麻婆豆腐」なわけで、
単純に豆腐を茄子に変更しただけの、日本式中華料理なんだろうなあ、と思っていました。
ので、今回この日記を書くにあたって、wikiで調べてみました。
麻婆茄子は、日本でアレンジされた四川料理(中華料理)の一種。本来は「魚香茄子」として知られるナスとひき肉を使った料理。
日本では麻婆豆腐と同じ味付けで、豆腐の代わりに揚げた(蒸す場合もある)ナスを使って作られる事が多く、専用の合わせ調味料も売られている。また、家庭料理では、具材にも人参やピーマンを加えることがある。「魚香茄子」と麻婆豆腐との調味の違いは、主に豆板醤や花椒を入れないこと、酢や砂糖を加えることにある。
ふむふむ。
当初の印象は、半分当たって半分はずれた、というところでしょうか。
「魚香茄子」は知っていましたし、食べたこともありますが、
これが「麻婆茄子」の元ネタとする考えがあるとは知りませんでした。
このwikiの記載には、「出典が足りないよ」マークがついていました。
唯一示されていた出典を見てみると、とある、中華食材関係の業者のサイトでした。
そこをたどって見てみると、
「中国には基本的に麻婆茄子という料理はありません。」
と書いてあります。参考文献には中山時子先生の書名が。おお、大御所だ。
とはいえ、1973年出版の本ではいささか古すぎます。
当時はなくても今はある、なんてことは五年経てばザラの世界ですから、
40年以上も前のデータは根拠になりません。
となると、やっぱり検索一発、いでよ「麻婆茄子」!
なんて大袈裟なことを言わなくても、すぐにヒットしました。
ウィキペディアの中国語版にはないのですが、
それ以上に利用されているネット百科事典にちゃんと「麻婆茄子」の項目があります。
もちろん、「魚香茄子」の項目もあって、見比べると日本語版ウィキペディアの言う通り、
調味料に違いがあるもののようです。
それが、日本でアレンジされたものが中国に流入したのか、それとも独自に考案したのか、
実はもともと中国の家庭料理で考案されていたものがこっそり日本に持ち込まれたのか、
来歴は不明ですが、誰でも思い付けるレベルのアレンジですから、気にすることではないですね。
調べてみると、上海のある定食屋には「麻婆茄子丼」なるものがあるらしいです。