「 占い 」です!
と
「 チューニング 」です!
夢のない話をすると、今の黄道12星座をメインでやっている星占いは
起源を遡ると、その当初から変化していません。
なので、何千年の歴史と言っても、まったくチューニングしてないから、
今の天体の事情からはズレてしまっているんですね。

そもそもですが、占星術が生まれた頃と比べると、地球の歳差(首振り運動)により
状況が変わってしまっています。細かいことを言い出せばきりがないですが、
例えば春分点があることから当時「黄道第1星座」とされたのがおひつじ座です。
実際「今の星占い」もおひつじ座からはじまっていますよね。
が、ですね。残念なことに、今はおひつじ座に春分点はなく、隣のうお座に移ってしまっているのです。
天体自体うつろうものなのに、占星術とかいうものが、当時は最先端の科学と知恵の
結晶として、王族達の為に存在していたのに。それが一般化して庶民化していくうちに
西洋占星術となり「黄道第1星座」の変更もせず、その他細々としたモノも無視して、
今の星占いって成り立っています。

それでも、星座の形も変わるし、星も動く。例えば今の北極星だって動いてます。
今の北極星はこぐま座α星のポラリスですけど、当然動いていて西暦2100年ごろに最
も天の北極を示します。今は満月3個分程の大きさの円を描いて動いています。
こういうのも観測して、バビロニア時代の占星術ではきちんと反映されていました。
(天体観測をする時、望遠鏡は自動なり手動で補正して真北を向くようにしてるんですよ)
紀元前2000年代にはりゅう座α星が北極星でした。
(エジプトのクフ王のピラミッドに北向きに作られた通路は当初この星を向いていたのです)
西暦1万3千年代には、こと座α星(ベガ)が北極星になります。

まぁ、その頃になると「黄道12星座」も全部星座の形が変わってしまっていますけどねw