人には人の生活があるように 犬にも犬の生活があるようです
犬「ああ お腹すいたあ 何か落ちてないかなあ?」
とブツブツ言いながら 鯨村を一周したが 何も落ちてなかった
犬「ちょうどいいとこにビーチチェアーがある ここで一休み」

犬「お あそこに オッサンが立ってる 行ってみるか」
犬「何か くれるかもしれない」

犬「オジサン この魚 食べられますか?」
オジサン「ロンバードと呼べ 青年をつかまえて オジサンとは」
犬「ロンバードさん 青年だったの!? 失礼しました」
(どう見ても おっさんだ!)
ロンバード「こう見えても まだ独身よ ここには 独身者が多いからな」
犬「何か 祟りでも?」
ロンバード「いやいや ジャニーズ事務所とおんなじ仕組みよ」
犬「それじゃ 深く追求しない 私には関係ないことだし」
犬「それよりは このお魚 ガブリと 一口ください」
ロンバード「何か芸を見せてくれたら あげてもいいぞ」
犬「ホント? やった! じゃ 踊ってみます」

ロンバード「なかなか やるじゃないか」
ロンバード「ところで お前 誰の飼い犬だ?」
犬「ご主人様は 麗児様です」
ロンバード「ムム・・・」
(どうりで 厚かましい犬だと思った 麗児の犬だとはねえ)
ロンバード「ちょっと 気になることもあるが 約束だ 好きなところをガブッとやれ」
犬「ありがとうございます」
(なんて美味しいんだ こんなの初めてだ もう一口いきたいが 我慢 我慢)
犬「オジサンいい人だね 早く結婚してね おっとロンバードさん」
ロンバード「また お腹すいたら 何時でも来いよ」
(犬には罪は無いし・・・)
犬「じゃね ・・・」
(それにしても 麗児様は 俺の餌のこと考えてるのかね 2日も食べてないちゅうのに)
そのころ 麗児はっと いえば のんきに 空を眺めていた

ほとんど ほったらかしだね!!