ことし4月、仙台市で高校の男性教師が殺害され、知り合いの男2人が逮捕された事件で、警察は、教師の44歳の妻も殺害にかかわった疑いが強まったとして、殺人の疑いで逮捕しました。妻は容疑を否認しているということです。
この事件は、ことし4月、仙台市泉区で、私立常盤木学園高校の教師、松本秀夫さん(当時56歳)が自宅前で頭などを殴られ殺害されたものです。警察は、松本さんの知り合いで、会社役員の松山哲士容疑者(38)とすし店経営の梅原啓容疑者(27)を、今月8日、殺人の疑いで逮捕し、捜査を進めてきました。その結果、2人が「松本さんの妻と3人で殺害について相談した」と供述したということです。警察は、松本さんの妻の美代容疑者(44)も殺害にかかわった疑いが強まったとして、12日夕方、殺人の疑いで逮捕しました。警察によりますと、美代容疑者は「一切関係ない」と容疑を否認しているということです。松山容疑者ら2人は、松本さんや美代容疑者と数年前からの知り合いで、事件のあとも頻繁に松本さんの自宅を訪れていたということです。警察は、事件の経緯や動機の解明を進めることにしています。