世界初となるIPS細胞を用いた手術が行われる
2014(平成26)年9月12日、世界で初めてIPS細胞(人工多能性幹細胞)を使用した手術が行われた。
IPS細胞は、体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、他の多くの細胞に分化できる分化万能性と、
分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞で、
2006(平成18)年に山中伸弥教授率いる京都大学の研究グループによって初めて作られた。
手術は、難病の1つとされる目の加齢黄斑変性手術で、厚生省等が条件付き認可のもとで行われた。
患者の腕の皮膚からiPS細胞を生成、シート状に培養し網膜に貼り付ける方法が採られ、無事成功した。
マウスでの臨床実験は繰り返されていたものの、実際にヒトの細胞を用いて移植したのは世界初のことで、術後の検査やその後の定期検診等でも異常は見られていない、とのこと。
※ 2017(平成29)年時点