「絶対に負けられない試合」ってフレーズを侍ジャパンのサッカーや野球の試合がある時、
よくテレビ等でばらまかれますよね。
あれは完全に視聴を煽るための広告コピー的なフレーズですよね。

実は昨日、我が阪神タイガースはまさしく「負けられない試合」でした。
クライマックスシリーズ進出に向けて、現在セリーグ3位の讀賣との直接対決。
負けたらゲーム差3.5となり、かなりクライマックスシリーズ進出が厳しくなってしまう。
本当に負けられない大切な一戦。
もちろん僕は外出先からダッシュで帰宅し、テレビの前にかぶりつきました。
僕が見始めたのは3回の表から。スコアは未だ両チーム得点なしの「0-0」。
先発の岩貞が小気味の良いピッチングで巨人打線を三者凡退に仕留めたシーンからでした。
「今日の岩貞は出来が良い!」と握りこぶしに力を込めたものの、その裏、
相手讀賣先発のメルセデスも出来が良い。
その後もテレビの前にかぶりついて観てましたが、両チーム0行進が続きました。
いわゆる「手に汗握る投手戦」っというやつです。
そうしてハラハラドキドキ(相手攻撃時)、ワクワクイライラ(阪神攻撃時)しながら見続けてついに12回。
さすがに見ているだけでこちらもどっと疲れてしまうような試合でした。
12回表、讀賣の攻撃は「三振」→「二ゴロ」→「投ゴロ」と三人で終了。
現在の日本のプロ野球のルールでは最長イニングは12回となっているので、
この時点で阪神の負けはなくなりました。
つまり「絶対に負けられない試合」という意味では、目標達成したのです。
ですが僕はもちろん、全国の阪神ファンの気持ちはそんなところで満足はしません。
「三者凡退に切って取ったいいリズムに乗って、最終回にはサヨナラで憎っくき讀賣を打ち負かす」
ということを僕を含めて全阪神ファンが強く願っていたことでしょう。ところが・・・です。
最終回12回裏の我がタイガースの攻撃は、「投ゴロ」→「遊ゴロ」→「三飛」のこちらも三人で終了。
どっと疲れてしまいました。甲子園球場中に大きなため息が響き渡ったような雰囲気を感じました。
そうです昨日の試合、我が阪神タイガースと阪神ファンにとっては
「絶対に勝たなければいけない試合」だったのです。
昨日の試合を見終わる前までは、マスコミの影響で「絶対に負けられない試合」というフレーズが
「最高に大切な勝負がかかった試合」というイメージで感じさせられていました。
が、しかし、「絶対に負けられない試合」というものの上に「絶対に勝たなければいけない試合」
というものがあるのだということを身をもって実感させられました。
しかし今後もマスコミは「絶対に負けられない試合」というフレーズを
ことあるごとに使い続け国民感情を煽り、「絶対に勝たなければいけない試合」というフレーズは
絶対に使わないでしょう。
なぜなら「絶対に勝たなければいけない試合」というフレーズは、
プレッシャーを強く感じさせるフレーズであるだけに、
もし侍ジャパンが負けでもしたら、「マスコミが執拗にプレッシャーを与えたせいだ」
というマスコミを批判する声が出てくる可能性があるからです。
マスコミは批判することが大好きなくせに、国民のマスコミを批判する声は最も嫌いだ
という生き物なのですから。