いのちの壱 (その7)
~不思議な発見物語~3
今井さんは、ほんの僅かでしたが、試しに炊いてみました。
炊飯器から、ポッポと立つ湯気は瞬く間に部屋中に
芳しい香りを充満させました。釜の蓋を開けて混ぜると、
おかまに付着したのりが薄紙のごとく固まりました。
粒の大きさは極まり、しかもつやつやた光輝いていました。
ご飯を一口食べました。今井さんは、あの時の感動を
今でもはっきりと覚えているそうです。
甘さ、粘り、噛み応え、この世の食べ物とは思えませんでした。
私が、新品種であると確信した一瞬でもありました。
( ピントル より)