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2017年4月に行われた大型アップデートでは、一部のプロセッサと搭載したパソコンがサポート対象外となり、更新ができない状態になったのです。この問題に対し、Microsoft社は、今後もサポート対象外となったパソコンに対しては新たな機能更新プログラムの提供を行わないという発表をしています。
2017年4月の大型アップデートでは一部プロセッサを搭載したパソコンのみが対象となり、それ以外では正常に更新が行われました。しかし、この問題とその後のMicrosoft社の対応は、今後も同じことが起こりかねないことを意味しています。すでにサポート対象外となっているパソコンがあることは事実ですし、今後も大型アップデートが繰り返されるたびに、サポート対象から外されるプロセッサが増えていくことが予想されるからです。また、大型アップデートが大掛かりになると、パソコンによってはスペック不足でサポート延長に不可欠なアップデートに対応できなくなる可能性があります。
Windows10の場合、大型アップデートが年2回行われます。この大型アップデートによってバージョンを最新のものに更新することが、サポート期間を延長するための条件です。大型アップデートの後1年半は通常通りのサポートを受けられますが、次の大型アップデートで最新バージョンに更新しなかった場合は延長を受けられず、1年半経った時点でサービスが終了してしまいます。大型アップデートにきちんと対応することが永久的なサポートを受けるための重要なカギになっているというわけです。
プリンターやスキャナーが古い場合、メーカーからの最新ドライバーの更新が止まり、新しいバージョンのWindows10との互換性が失われてしまうことが考えられます。そうなると、Windows10の大型アップデート後はドライバーが正常に動作しなくなり、プリンターやスキャナーがPCに正しく認識されなくなっても不思議ではありません。
最新以外のプリンターやスキャナーを使っている場合は、Windows10のアップデートを行う前に、メーカーのWebサイトにドライバーの更新プログラムがないかチェックし、あれば更新してから行うようにしましょう。