今回のお題は「ありがとう平成」です。
なんかそれで完結しちゃってますね、タイトルは。
他にひねりようがありません。
まあなんだかんだで、昭和も激動の時代でしたが、平成も激動の時代だったと思います。
まず平成に出てきたものといえば、消費税の導入ですね。
3%から始まり、5%、そして8%、更には10%が予定されています。
さすがに10%になると高すぎると思いますし、軽減税率制がかえって市場を混乱させそうな気がするんですけど、やめて欲しいですね。
軽減税率制が悪いほうに行ったら、もう自民党には票入れまいかと考慮中だったりします。
他に、平成の時代にはパソコンやゲーム機が一気に進化しましたね。
平成初期に、ゲームボーイ、スーパーファミコンが次々と発売されました。
ファミコンが3和音のピコピコ音(今となってはこれも好きですが)だったのに比べ、スーパーファミコンはとてもリアルな音がでて、たくさんの中間色が出ることで、本当に驚きました。
前世代機とは全く表現が別物で、びっくりしました。
ゲームボーイも、ゲームを外に持っていけるというのが画期的で、テトリスが、そしてポケモンが爆発的に人気を誇りました。
これが現在のニンテンドースイッチにつながっていると思うと、なんだかわくわくしてきます。
ニンテンドースイッチは持ち運びができ、据え置き機と、携帯機の両方の使い方ができるわけですが、構造的には携帯機にとても近く、こちらの流れがメインになったって感じがします。
そしてその後、ソニーからはPlayStationが、任天堂からはニンテンドウ64が発売され、それまで珍しかった3D表示のゲームが当たり前になり、今ではこれがリアル系ゲームの標準的なスタイルになっていて、これが現在に続いているわけです。
それまで2Dが普通だった、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンと言った前世代機を、また新たに塗り替えたって感じがします。
なんだかんだでゲーム機の表現力の進化って、この頃が一番すごかったんじゃないかな?と思っています。
最近はそこまですごくなった感じもあまりしないかも知れません。(あえて言うと、SD画質がHD画質になりましたけど)
昔はゲーム機の低性能に合わせ、人間が工夫をしていた時代でしたが、もはや今のゲーム機はなんでもできて高性能で、人間のほうがもてあそばれているような感じがしますね。
ここが変わったのも、平成だったと思います。
さて、パソコンの方も平成の時代には爆発的に進化を遂げました。
平成に入ってしばらく経ったころ、Windows 3.1が普及して、徐々にMac OSもといMacintoshも日本に普及していき、真っ黒な画面にキーボードでカチャカチャやる、難しいパソコン操作(CUI)から、マウスで簡単に操作ができるスタイル(GUI)へと変化して行ったわけです。
そして、Windows 3.1の頃はMac OSに比べると、ファイル構造がファイルマネージャー、プログラムのランチャーがプログラムマネージャー、って感じで分かれていて、古臭いMS-DOSがまだちらほらと見え隠れしていたわけで、操作性に今一つ難があったのですが、Windows 95がその後発売され、すべての操作がエクスプローラーに統合されたことで、Windowsの操作性がMac OS並みに明瞭になって爆発的に普及したなと思います。
当時は秋葉原は深夜から熱狂的だったですね。
このWindows 95スタイルの操作性、その後も引き継がれて、その後MS-DOSを完全に切り捨て、古臭いものを消し去り安定性が数段アップし、大普及したWindows XPや、その後Windows 7から、現在のWindows 10に至るまでずっとルック・アンド・フィールは引き継がれています。
AppleはAppleで、こんな形で成長したWindowsに押されまくっていて、陳腐化したMac OSがどんどんとシェアを落としていき、大変な時期がありました。
その後スティーブ・ジョブズがAppleに返り咲いたことで、iMacの発売、そしてMac OS Xが発売され、一気に先進的なハードとソフトが揃い、Appleが奇跡の大復活、そして奇跡の大成長!!
(ちなみに当初Appleがボロボロだった頃、ジョブズがゲイツと会談して、マイクロソフトと業務提携をするという話をした時、Appleがマイクロソフトの子会社になる、買収される、などというデマが流れまくった覚えがありますww)
それが現在のmacOSや、iPhone/iPadのiOSに引き継がれていると思うと、本当に色々な進歩を遂げたと思います。
Appleの株価も、今では全世界で首位になっていて、とても90年代末にボロボロになったあの会社と一緒とは思えません。
僕がパソコンを触りだしたころは、普通のパソコンだと8色や16色、無理やりパレットを変えてちょっとした中間色が同時に16色、などしか出ない時代で、BASICなどを駆使して色々な工夫が必要でした。
でも今となっては、リアルな動画、3D映像、一流のオーディオ機器なみの音質のサウンドが、大抵のパソコンで当たり前に出てくれます。
解像度も昔は640×200、640×400、640×480といった低解像度だったのに、今となっては1920×1080が標準的な解像度となっていて、更には3840×2160(4K)の表示すらが、大抵のパソコンでできるようになり、それに対応するディスプレイも非常に廉価になってきていて(数年前ですら10万円以上していたけど、今だと廉価な物だと3万円台ぐらいから存在する)、なんでここまでのことができるようになったんだろう、って感じです。
インターネットを僕がやっと始めた頃も、通信速度が遅くて、写真は原形をとどめないぐらいの画質まで圧縮しないとストレスが多く、音楽を一曲送るなんて話が出たら、もはや至難の業でした。
そのためにながーい時間インターネットにつなぐと、電話代がものすごくかさんで、気づくと何万円もの金額になっているなんて怖いこともありました。
それが今では、高解像度の映画がオンラインで画質を落とさずにそのまま見られますし、パソコンソフトもお店ででっかい箱を買ってこなくても、オンラインで決済したらほどなくしてパソコンに自動でインストールされている、という夢みたいなことが、現実になっているのでびっくりするほかありません。
最近はそこらへん、結構落ち着いて来ていますけど、平成の初期の頃には爆発的に成長していて、将来はどうなるんだろうか?とまで思っていました。
んで、インターネットも今やだれでも使っていますし、平成って本当にいろんなものが出たなーって思います。
もうすぐ年号が変わってしまいますが、これからはなにが大きく進歩するのか、すごく気になるところです。
先進的な物もいいですが、技術ばかりが進歩したことで効率主義に走りすぎてしまっている面もある現在、今後は人間的な生きやすさや、人を思いやる心や敬う気持ちとか、人間がもっと平等になれる世界など、こういうのが成長する時代になるといいねと思います。
長くなりましたが、平成って本当に色んなことが変わりました。
平成が始まった時には、今まで昭和だったのが平成になったなーって感じでしたが、それがもう終わりそうですね。
なんだかちょっと切ないですが、今後を期待したいところです。