https://mupon.net/domestic-pc-company-decline/
こうしてみると、生き残っているのはPanasonic一社のみという事実…。PanasonicのPCブランドである『Let’snote』は、凄く売れているイメージではありませんが、コンスタントに法人向けに売れているイメージですよね。
NECですが、2016年に中国のLenovoグループに株式の大半を売却しています。つまり、実質的な”事業売却”ですね。
富士通は以前から、NECと同様にLenovoに買収されるのではないかと噂されていました。しばらくは買収や合併を否定していましたが、NECの買収劇から1年後の2017年に、同じくLenovo出資の事業統合をすることになりました。
東芝のPC事業がSHARPに買収されることになりました。東芝クライアントソリューションの約80%の株式をSHARPに売却するとのこと。SHARPは鴻海傘下になっているので、純日本という意味では今回の売却で”終焉を迎えた”という形になりました。
唯一買収や合併のような報道がなく、事業を展開しているのがPanasonicです。価格も高価なので多くの人が持っているイメージはありませんが、ビジネスパーソンの中では『Let’snote』は絶大な指示を得ています。
『VAIO』でさえ、2014年に投資ファンドに事業を売却しています。名前こそ『VAIO』ですが、SONYの親元は離れて里子に出されてしまったわけです。
SHARPは『Mebius』というブランドで、PCを販売していました。これに関しては、完全に”過去形”ですね。鴻海傘下のSHARPとなって、実質復活したことになりました。
やはりPC産業は厳しい局面にさらされているということでしょう。Panasonicがビジネスパーソン向けにしていたり、VAIOの一部のユーザーにウケるようなPCを出すほうが、日本のPC産業にとっては上手くいくのかなと思ってしまいます。
