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我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えてよに忘られず
若倭部身麻呂(わかやまとべのみまろ)
我が妻(つま)は、いたく恋(こ)ひらし、飲(の)む水に、影(かご)さへ見えて、よに忘(わす)られず
私の妻は、とても私のことを恋しがっているようです。
飲む水に妻の影さえ私に見えて、忘れられないのです。