
知ることにより、注意すれば
大きな災害を防ぐ手盾になるかもしれません。
水に関係する文字「川」「池」「浜」「津」「洲」「浦」「沢」「湧」などはもちろん、
「浅」「深」「崎」「戸」「門」「田」「谷」なども海岸線や川の近く、
低地、湿地帯などをあらわしていて、過去の津波到来や台風、
豪雨などの増水時には大きな被害があったと考えられます。
また「蛇」「竜」「龍」などが使われている地名には過去に大規模な土砂災害が発生しているケースが多く
「蛇抜」「蛇崩」などの地名は土砂が流れていく様をあらわしているとされています。
また増水時に川が蛇行して荒れていく様を、空想上の「龍」に見立てて地名としている場所は全国に見られま
す。
わかりにくいケースとしては災害とはおよそかけ離れているような
動物や植物などの地名が災害の発生をあらわしている場合もあります。
「牛」「猿」「鷹」などの動物や「梅」「栗」「柿」などの植物も
その地に起きた災害を示している場合があります。
実は、地名に込められているメッセージは、
使われている地名の文字そのものではなく、
その「読み」に本来の意味があり、全く別の漢字が当てられているというケースも数多く見られるのです。