今日は少し感傷的なことをかきます。
ご不快に感じた方がいらっしゃったらすみません。前もって謝っておきます。
はるさんに、相手が重荷に感じるようなことを書くな、
もっと親しかった人たちが書いてないのに書くなといわれたのですが、
一回だけ書くのを許してください。
俺がビギナーの時から支援してくれた人はたくさんいますが、
今日はインしなくなって34日目のRさんについて書きます。
今、俺はレベル76だが、このレベルになって彼がどれだけ俺を
助けてくれていたのかがよくわかる。
俺は最初装備が足りなくてレベル上げに困っていた。
レベル20を超えてレベル40くらいまでの間
はるは女性の先輩から高属性を借りてすいすいあげていたのだが、
俺にそういう装備を貸してくれるひとはいなかった。
そんな中、Rさんはクリスタルグラスをもってきてくれた。
過去のイベコス(一日限定だがカプセルに保存されている)
闘牛士やバリスタの結構かっこいいやつをくれた。
経験値30%がついていて、レベル上げに張り合いがでた。
ちょっと釣ってすぐあがるように見えるはるを
追いつき追い越すためにガンガン釣った。
レベル20そこそこで、「時短のためにゴールドリングがほしい!」と言ったら
露店をめぐって売っている店をみつけて「あるぞ!」って教えてくれた。
すぐ飛んで行って2000万Gという値段に仰天し、
でも、彼の手前見栄をはって即金で買い、
64万Gしか手元になくなって極貧生活をしたのもいい思い出。
露店の価格チェックに余念がなくて独自の相場観を持っていた。
イベ初日にガチャでだした家具を500万Gで俺は売りに出した。
なにせ金欠だったのだ。
Rさんは露店を見に来て「その金額は…!」と突っ込みをいれた。
だが、ぽこぽこ黒い空白が開いてるのをみて「でも売れてるのか」とびっくりした。
俺 「さいしょっから穴あけて並べて、売れてるように見せると
つられて買う人もいる」
Rさん 「賢いのかズルいのか……値下げしたら露店名に『値下げ』って入れろよ」
苦笑しながら、アドバイスをいつもさらりとしてくれた。
ハロウィンのイベントPP、彼は0サバで待機して、
俺は1サバ待機で情報をやりとりした。
お互いをポータル代わりにして飛んで、釣りまくる。
R「来たな!」
俺「Rさんは早いな!」
R「ウチのギルド、PP情報すごいからね!」
誇らしげに語りつつ、無駄のない動きで竿を投げる。
タコ釣りの最中にエモできるほど、操作がうまかった。
堀りの間にもエモっていた。
やり方教わったのに、俺はまだマスターしていない。
11月に大トラブルが起きた時、俺は完全にくさっていた。
初めて本格的にSパケを売ろうと考えて、2つrubyで購入したのに
まるごとなくなってしまったのだ。
アメーバピグしかオンゲ体験のなかった俺にはあまりに許せない状況だった。
彼は、はるに不満をぶちまけてる俺に、すぐに会いに来てくれた。
俺 「こんなトラブルがあるゲームに他の友達呼べないよ!」
Rさん「確かにひどいけど、巻き戻りはきっと補償されるよ。
運営に申請したほうがいい」
俺 「むしろ他のゲーム教えて。こんなのもう嫌だ」
Rさん 「他のゲームでも同じようなトラブルはあるよ。
たぶん、大丈夫だよ戻ってくる」
ゆるゆるとクールに俺を諭しながら、君は俺相手にエモって
はると俺を和ませてくれた。
アップ式に来てくれる人いないんだよ、きてよ!ってお願いした。
Rさん「ちゃんと友達つくりなよ…」
怒られたけどさ、君に来てほしかったんだよ。
ねえ、今精密でクリスタルグラスが出るたびに、
ゴールドリングを露店でみるたびに、
タコ釣りの途中でエモるひとをみるたびに、
君を思い出すよ。
あのころ、俺は君に追いついて、対等になりたくって必死だった。
だから、君がどれだけ俺にやさしくしてくれたのか
気にかけてくれていたのか、ぜんぜんわかっていなかった。
いまならわかるよ。
君は本当に優しい先輩だった。
俺の大事な友達だった。
俺にできることは何かなかったんだろうか。
俺は君の役に立つことができなかった。
答えはどこにもない。
誰にでも 自由になる権利はある。
君は通り雨を避けて、どこかへいった。
……残された者は、ずっと雨に降られたままだよ。
リアルが忙しいのかもしれないね、いつでも戻ってきてくれ。
そして、俺とまた、友達になってくれ。
感謝している。
大好きだったよ。
もっとたくさん一緒の写真を撮れるとおもっていたから、ろくな写真がのこってないや。
あはは………
寂しい。
