ハツキネ (その3)
~東日本大震災の津波で種もみを全て失う~
2011年3月佐藤善男さんが仙台市若林区にあった自宅で大きな揺れを感じた。
2キロほど離れた畑に避難すると黒色の津波が押し寄せてくるのが見えた。
車に乗って逃げたが、自宅は流されて全壊し、敷地内の倉庫に保管していた
ハツキネの種もみもすべて失ったそうです。「あの味がうまいんだ」と言うほど
ほれ込んでいたハツキネの種もみを以前に分けた知人たちを尋ね回ったが、
同様に津波で流されたり、震災前に栽培をやめていたりして見つからなかった。
その事を知った知人が13年の春に、宮城県大崎市の県古川農業試験場に相談。
紹介された複数の関西の試験場の情報を頼りに、福井県農業試験場(福井市)に
電話したところ、保管されていることが分り、種もみ100gを分けて貰いました。
(佐藤善男さんより)