https://gigazine.net/news/20220315-windows-11-file-explorer-ads/
Windows Insider Programで配信されているWindows 11の最新版において、ファイルエクスプローラーに広告が表示されているのが見つかりました。すべての環境で表示されるわけではなく、Microsoftが機能の有効性を測定するためのA/Bテストを行っている可能性が指摘されています。
Microsoft is testing ads in the Windows 11 File Explorer
https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/microsoft-is-testing-ads-in-the-windows-11-file-explorer/

Microsoft is testing File Explorer ads in latest Windows 11 Insider build - gHacks Tech News
https://www.ghacks.net/2022/03/14/microsoft-is-testing-file-explorer-ads-in-latest-windows-11-insider-build/
報告されている広告の一例はこんな感じで、エクスプローラーのアドレスバーの下に表示されています。
IT系ニュースサイトのBleeping Computerは手元環境で広告が表示されなかったため、Microsoftが広告の効果を測定するA/Bテストを実施している可能性を指摘しています。
なお、Microsoftがエクスプローラーに広告を表示しようとする試みはこれが初ではなく、2016年から2017年にかけて、OneDriveの広告を表示していたことがあります。Microsoftはこれを「ヒント」の通知であると説明しています。
「エクスプローラー」にタブが!? 最新のDev版「Windows 11」で隠し機能が発見される
「エクスプローラー」にタブが実装されるかもしれない……と、「Twitter」の一部界隈で話題になっています。
この機能は、A/Bテストで無効化されている機能を無理やり有効化するパワーユーザー向けのツール「ViVeTool」で有効化可能(このツールに関しては、以前の記事をご参照ください)。「Windows 11 Insider Preview」Build 22572(Devチャネル)を利用しており、この機能に興味のある方は、「ViVeTool」の実行ファイルがあるフォルダーで以下のコマンドを実行することで、この機能をアクティブにすることができます(要管理者権限)。
.\vivetooladdconfig343704722
「エクスプローラー」にタブバーが追加され、フォルダーの右クリックメニューで[新しいタブで開く]コマンドが利用可能になっているのがわかります。
まだ「フォルダーをとりあえずタブ表示できるようにしてみた」段階のようで、機能は最低限しかありませんが、タブをたくさん開いてバーからあふれ出たときのオーバーフローコントロールなども確認できます。
なお、Devチャネルの「Windows Insider Preview」ビルドに投入された機能はあくまでも試験的なもので、製品版OSにそのまま導入されるとは限らないという点には注意してください。
かつてInsider
Previewビルドでは「セット」(Sets)と呼ばれるウィンドウのタブ化機能がテストされていたのですが、残念ながら製品版への搭載は見送られてしまいました。今回明らかになった機能は「エクスプローラー」のみを対象としたタブ化になりますが、マルチタブファイラーへの要望は根強くあります。今度こそ実現できるといいですね!
製品版OSにくるまで待てないという方は、「Files」というサードパーティ製のファイラーがお勧め。少し動作は重めですが、スタイリッシュで使い勝手もなかなかいいですよ。