https://chiilabo.com/2020-03/smartphone-voice-input-voice-assistance/
ポイント
- 音声入力は、タッチキーボードでの入力の代わりになる
(ポチポチ入力するのがニガテな人にオススメ) - 音声アシスタントは、スマホが気を利かせて調べたりしてくれる
(スマホを活用する場面が多い人にオススメ)
「何度もやり直し」は悲しい
私たちも 仕事で発注や登録などいろいろな作業がありますが、ちょっとした間違いで何度も「やり直し」だと、心が折れます。
なんとかして「苦手意識」をなくして、楽しくスマホとつき合えたら いいな✿そういう時、何か別の切り口はないものか?と一計を案じます。
あ、スマホには音声入力があった
スマートフォンはセンサーの塊です。
タッチ操作だけでなく、カメラもあれば、マイクもあります。
ニガテなことを練習するだけではなく、得意な面からなんとかしてみましょう。
音声認識の2つの利用のしかた
まず、ちょっと「音声入力」って何?というところから説明したいと思います。
音声認識と一言でくくりますが、大きく分けると2つのやり方があります。
音声認識
- 音声入力
…キーボードの代わりに、音声で文字入力する - 音声アシスタント
…タッチ操作の代わりに、音声でアプリを操作する
音声入力と音声アシスタント
音声入力はキーボードの代わり
まず1つは、「音声入力」。
これは、タッチキーボードによる入力の代わりに、マイクにしゃべることで文字を入力する方法です。
メールや検索・マップなどいろいろなアプリで利用することができます。
音声アシスタントはアプリの切り替えもしてくれる
もう1つは、「音声アシスタント」という使い方です。
これは、「OK, Google、8時にアラームをセットして」などというように、音声で指示を伝えることでスマートフォンを「操作」する方法です。スマホ自体が指示を解釈して、決まったアプリに決まった操作をします。
さきほどの例ですと、「8時」「アラーム」「セット」というキーワードが引き金になって、「時計」アプリの「アラーム機能」から「8時」を登録するわけです。すごいですよね。
ただ、これはスマホが理解できるキーワードでないと、うまく動いてくれない、という難しさ(あるいは、もどかしさ)があります。なんでもお任せ、というよりは、「よく使う決まりきった操作」をするのに向いているように思います。
どっちから勉強したらいいの?
最終的には音声入力も音声アシスタントも使えると便利ですが、どっちから習ったらいいのでしょうか?
実はこれには個人差があります。ですので、ちいラボでは、まずは実際に両方とも一緒に使ってみてから、反応がよかった方から練習します。
スマートフォンって「多機能」すぎて、案内人(つまり私たちのことです)がいないと、どこから手を付けたらよいか、わかりにくいですよね。
音声入力はこんな人にオススメ
音声入力は、アプリの機能の中の 入力部分だけ を音声で操作する、ので、それぞれのアプリを一つずつ区別しながら、勉強していくことができます。
ですので、一つずつ理解をしてから進んでいきたい、という人に向いています。
あと、音声入力になれたら、他のアプリでも「応用」できるのがいいです。
ポチポチ入力するのはニガテ、という方には、特にキーワード検索で単語を入力するときに力を発揮してくれます。
ただ、メールなどの「長い文章」、アルファベットの多い「パスワード」などは、入力したあとの修正が多くなりがちで、かえってややこしくなることも多いです。
ほんとうはそういった入力が楽になればよいのですが。
シニアが携帯から初めてスマホに乗り換える時におすすめのカスタマイズ
https://bambiweb.net/senior-smartphone/
シニアがスマホに変えてつまづくポイント
使い慣れたガラケーからスマホに変えるといろいろと最初は使いにくいようです。
文字入力ができない
まず最初につまずいたのが、ドコモショップでネットワーク暗証番号を入力するときに小さな画面の数字ボタンを打つのが難しくて、全然うまくいかなくてとりあえずその場は私が代わりに入力しましたが、本人はかなり不安を覚えた模様。
スマホを手にもって、画面をタッチする動作の際にちょっと手が震えることが多くて、うまく打てないようでした。
また、最初は画面のタッチの加減がつかめず、長く押して反応しなかったり、逆に軽くタッチしすぎて反応しなかったりと、かなりやりにくそうでした。
タッチペンを導入
とりあえず画面のタッチに関しては、半日くらいですっかり慣れたようなので、ここは問題なかったのですが、やはり文字入力がとても難しそうだったので、タッチペンを使ってもらいました。
使用したのはセリアの「なめらかタッチペン」
使ってもらったところ、とっても好評でした。手の震えが関係なくなるのと、指で打つと自分の手が邪魔でキーボード画面が見えずらいので、タッチペンだとがぜん打ちやすくなったそうです。
100円で解決できて良かった
文字の入力方式はフリック入力
長年、ガラケーでメールを送っていた母は最初は携帯打ちで文字を入力していたのですが、やはりタッチのタイミングとかで難しそう。。
新しいやり方を覚えてもらうのは大変かと思いましたが、フリック入力を勧めたところ、案外なんの抵抗も無く使えるようになりました。
ゆっくりと文字入力をするシニアにはフリック入力でしっかりと十字型に文字が表示されてからそちらにタッチペンをずらすだけ入力できるのでかえって簡単なようでした。
落として壊しそうで不安
ガラケーとくらべて高額なうえに壊れやすいスマホ。ここも不安に思うようです。
スマホケースをつける
手でスマホを持つのも今までの頑丈なガラケーと比べて落とすと壊れそうだし、小柄な母にはサイズもガラケーよりずいぶん大きくなったので持ちにくそうでした。
まずはケースでスマホを保護&すべりにくくします。
こんな感じのケースを装着したことで、まずは手になじんで持ちやすくなりました。
さらにストラップホールもついているタイプだったので、ストラップをつけるとさらに安心です。
その他の設定
他に設定したのは
だいたいこれくらいを設定しておきました。
まとめ
料金に関してはシニアはかなり安くスマホが使えますが、やはり最初はいろいろと戸惑うことが多いようです。
家族と同じ機種を選ぶだとか、何度も一緒に練習に付き合うとか、あらかじめ便利な設定はしておくとか、いろいろと協力するとスムーズに使えるようになります。
自信を無くさせたり、プライドを傷つけたりしないようにじっくり気長にお互いに楽しみながら練習することが大切だなぁと思ったのでした。