https://www.nichepcgamer.com/archives/windows11-is-reportedly-sending-large-amounts-of-user-data-to-third-parties.html
Windows11が大量のユーザーデータをサードパーティに送信している模様です。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
YouTubeチャンネルのThe PC Security Channelが『Windowsはスパイウェアになったのか?』(Has Windows become Spyware?)と題した動画を投稿した。同チャンネルによると、Windows11は膨大な量のユーザーデータを複数のサードパーティに送信しているという。
ネットワーク解析アプリのWiresharkを使用して、Windows11をインストールしたばかりのノートPCのトラフィックを調べた結果、Windows
UpdateやMSN、Bingだけではなく、Steam、McAfee、Comscore
(ScorecardResearch.com)などにもアクセスしていた。一度もインターネットの閲覧に使われたことがないPCにも関わらずだ。

Windows11のトラフィックを解析している様子
Microsoftは、同社サーバーだけでなくさまざまな市場調査会社や広告サービスに収集したテレメトリデータを送信しているようだ。
The PC Security ChannelがWindows XPの挙動も調べてみたところ、この20年以上前のOSはWindows UpdateとMicrosoft Updateのサーバーだけにしかアクセスしなかったという。
なお、これらの主張は、やや大げさに言われている可能性があることには留意したい。テレメトリデータの使用はWindowsの利用規約に記されている。
ここ20年でさまざまな変化があった。2000年代初頭よりも多くのオンラインサービスを利用するようになり、特定の機能を使用するためにはテレメトリデータの送信が求められるようになった。とはいえ、Microsoftは、何をどこに送信されるのかをきちんと明示するべきだろう。
Microsoftは、Windows11の『トラブルシューティング ツール』を廃止することを発表しました。
https://www.nichepcgamer.com/archives/windows11-next-version-msdt-troubleshooters-deprecation.html
『トラブルシューティングツール』とは、『スタート』 → 『設定』 → 『システム』 → 『トラブルシューティング』 →
『その他のトラブルシューティング
ツール』からアクセスできる機能。PCに何かしらの不具合が見られる場合には、この機能で状態を診断することができます。

トラブルシューティングツール
Microsoftによると、Windows11の次期バージョン(おそらくWindows11
23H2と呼ばれるバージョン)からはこの機能は非推奨とし、段階的に廃止されます。同時に、『Microsoft
サポート診断ツール』(Microsoft Support Diagnostic Tool / MSDT)も廃止されます。廃止スケジュールは以下。
- 2023年: 一部の『トラブルシューティング ツール』が『問い合わせ』(Get Help)アプリにリダイレクトされる
- 2024年: 『トラブルシューティング ツール』から『問い合わせ』アプリへのリダイレクトを完了。残った『トラブルシューティング ツール』を削除
- 2025年: MSDTプラットフォームを削除
廃止となるのはWindows11の次期バージョンからで、Windows11 22H2以前のOSバージョンおよび、Windows10などその他のOSはこの影響を受けません。