マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナンバー保険証」で、別人の情報がひも付けられ他の人に医療情報などが閲覧されるケースがあったことがわかりました。
加藤厚労相
「入力時におけるミスがあって、 マイナンバーカードに、それ以外の人の情報がくっついていたケースと認識」
厚労省によりますと、マイナ保険証に別人の情報がひも付けられ、病院で利用したりネット上で自分の情報を見ようとした際、別人の医療情報や薬剤情報を閲覧できる状態になっていた件があったということです。
健康保険組合が入力ミスで別人の情報をひも付けたことが原因で、厚労省は、これまでにも同様のミスで他人の情報が閲覧できる状態になっていたケースを、去年11月末までの間にも5件把握しているということです。
厚労省は、「入力時において十分配慮することを徹底する」としています。
医師の8割が反対?「急すぎる」
一方で医師からは反対の声も数多く聞かれます。福岡県宗像市の外科医院の理事長で、福岡県保険医協会の会長を務める林裕章医師に聞きました。
福岡県保険医協会・林会長「メリットはあるが、セキュリティの問題などもあり医師の8割が反対している。対応できない高齢者が取り残される懸念もあります」
病院などはさらに、マイナンバーカードの情報を読み取って利用するためのオンラインシステムを導入する必要があります。政府は来年3月末までに、原則、すべての医療機関と薬局に導入を義務付けていますが、対応できないところもあり実現は難しいといいます。
現在も従来の保険証はマイナ保険証に比べ割高ですが
今回の特例によって、
さらに差をつけることで普及につなげる狙いがあります
従来の保険証を利用すると気づかないうちに
窓口負担が増額になっていることのないように
内容を知らない方は、ぜひ最後まで動画を見ていってください