今回のお題は「学園祭の思い出」ですね。
一番気になった学園祭は、高校二年の時のです。
誰かがとんでもないことを言い始めました。
「クラスで自主制作映画作りませんか?」
とりあえず、この頃自分が考えていたシナリオがあったので、翌日紙に書いて持って来ました。
なぜかそのシナリオが映画の内容になりましたw
一発で責任者にされましたw ただし形ばかりのw
あくまで俺はシナリオを供給しただけで、映画をやるとか言い出したのは他の人なのに、なぜか真面目にやる人が少ないことw
不平不満の多いことw
カメラをチルト、パンする時には揺れると見る人が酔うし、不自然になるから手でしないでね、台車使ってねーとか言ってると、不平が出る世界ですw
会話をするときにはサイドビューで撮らないでねー、表情がしっかり出ないから、会話ごとに区切って喋ってる人の顔だけを映してねー、喋ってる人は心の中は相手に話してるつもりになって、カメラに向かって話すようにしてねー、単調になるしねー。
これもなかなかやってくれませんw
ぶっちゃけ、俺が生まれるのが10年遅かったら、家と学校を容易に移動できる、ノートパソコンもあったし、Final Cutなどのノンリニアビデオ編集ソフトもあったし、HD編集も出来たし、途中にCG画像を混ぜるときにもPCのスペックが足りたし、ずっと楽だったでしょうw
当時は、Macの場合やっとPower Macが発売され、当時PowerPC 603eの100MHzとかそういう時代でした。
Windows機も、やっとPentiumとかが発売されて、間もない頃です。
CGでクレジットロールを作るだけで、コマとびして数ドット単位でしか動かない世界ですw
今とは大違いですw
製作現場に、当時使っていた、Performaを親に頼んで車で持ってきて貰ったこともしばしばw
一応学校でやる映画ですから、安易にやるために学園ものってことになりました。
とりあえずそれから、しばらく寝られず、休日も学校に行ってコンテ書いたり色々と忙しい毎日でしたw
映画はちょっと変わったつくりで、1作品なのに2回映画が流れるという奴です。
一本目と二本目の映画が、ちょうど違う人物から見た、同一の時間軸の話で、一本目で謎掛けをして、二本目で答えを明かすような内容です。
以下あらすじです
(「時計」一本目)
とある男子高校での物語。
そのクラスの生徒の一人である主人公が、お昼休みに全員が学食に行っていて教室が留守の間、他の生徒の机の上にある腕時計を出来心で盗んでしまう。
その後半日間、主人公に異変が起きる。
他の生徒、先生たちが、主人公を、その腕時計の持ち主の生徒として扱い始める事に!?
そして、本物の持ち主だった生徒は行方不明に!?
一体どうしてその様な事が起きたのか!?
気になった主人公は、腕時計を返し、事情を聞くために腕時計の持ち主の生徒の家へと向かうが...。
(「時計++」二本目)
とある男子高校での物語。
その学校のとあるクラスの、某生徒、そしてこちらの主人公。
その生徒は表向きはただの高校生だったが、実は国際諜報機関の若き諜報員だったのだ。
そのクラスには他に後数名、諜報員のメンバーがいるのだが、そのうちの一人に重大な任務が下された。
最重要機密が隠された、マイクロフィルムを某国へ護送し、確実に送り届けることであった。
しかし、その人物が学校を抜け出して、その任務を行っている事が他に知れ渡ると非常にまずいことになる。
そこで、彼らは恐るべき作戦を考えることになったのだった...。
こういったあらすじです。
ちなみに、一本目の話の方は、当時大分前に出来上がっていた物で、二本目の話の方がそれより一年ぐらい後になって書いたものだったりします。
最初は良く分からないで終わるような単なるミステリーだったんですが、やっぱりそれに妥当な答えがないといけないと思いつつ、妥当な答えを探して書いたら、それが二本目になりました。
当時はDVDも、ノンリニアビデオ編集も、ハードディスクレコーダーも何にもない世界でした。
ちなみに、学校の備品カメラが1台しかなく、俺が私物を1台提供したのはここだけの話。
前者は、VHS(しかもテープサイズがスタンダードの!?)のビデオカメラ。
後者が、当時まだ珍しくて画質がさほどよくなかったころの、miniDVカメラ。
デジタルと称しながらもデジタル出力がまだできず、解像度もVHSなどのアナログに劣るぐらいのものだった当時。
どっちの方がいいのでしょうか?