外免切替は全体として取得者数がこの10年で約2倍になっていて、中でも、ベトナムや中国などの外国人の外免切替が増えている状況です。
ある免許センターへ取材をしたところ、外免切替の予約は東京で2~3か月待ちになっていて、需要がパンクしているような状態だということです。
“外免切替”制度は元々、海外に住む免許を持った日本人が、帰国の際に利用することを念頭に置いた制度です。
国際的に日本の免許証はとても信頼が高いです。
日本は、道路交通に関するジュネーブ条約に加盟しており、日本で国際運転免許証を得ると、加盟国である日本・アメリカ・イタリア・イギリス・カナダ・韓国など、約100の国と地域で、運転できる権利を得ることができます。
ただ、中国やベトナムはジュネーブ条約に加盟していないため、日本で外免切替と国際運転免許証を取得することで、約100の国と地域で運転できる権利を得られます。そういった点が総じて、“コスパがいい”ということで、人気の理由の一つです。
井上キャスター:
日本で免許を取って国際免許に変えて、世界約100の国と地域で運転できるようになるというのは、ジュネーブ条約加盟国としても「日本が抜け道を作ってるから迷惑」ということにもなりかねませんね。
井上キャスター:
「外免切替は問題が簡単」だという点も人気の理由だということです。
TBS報道局 政治部 長田記者:
「知識確認」と言われる、いわゆる筆記試験は10問中7問正解で合格となり、合格率は約9割だといいます。一般的な普通免許の場合、95問中90問以上正解する必要があるので、比べると「簡単すぎる」という印象です。
「知識確認」合格後は「技能確認」に進みますが、試験場内で10分程度の運転をするもので、路上で実際に運転をする技能テストはありません。
井上キャスター:
一般的な普通免許の場合、路上20~25分+試験場で5分程度の試験があるわけですからね。
TBS報道局 政治部 長田記者:
そのため、日本で一般的に受ける試験よりも格段に簡単だと言えると思います。
外国の運転免許証を日本の免許に切り替えるいわゆる「外免切替」。
外国人によるひき逃げ事件などが相次ぐ中、警察庁は制度の厳格化を検討していることを明らかにしました。
これ、単に日本が危なくなるだけじゃなくて、日本をステップに国際免許証取得できちゃうから、「日本は危険運転者を輸出している」と批判されかねないぞ。
ポイントは「ジュネーブ条約」です。これに加盟していない中国などの運転免許証では、旅行などに来た際、日本で車の運転をすることができません。しかし「外免切替」をして日本の運転免許証を取得すれば、日本で運転できるだけでなく、およそ100の国と地域で運転できるようになるのです。(※国際免許の取得は必須)
一方、外国人ドライバーによる交通事故は増加傾向にあります。2024年は7286件発生し、過去6年で最多となっています。日本に訪れる外国人の数も増え続ける中、“安易に”「外免切替」ができる状況が課題となっています。
■増える「外国運転免許の切替」課題も
何が問題なのか、1つ目は必要書類です。現在、「外免切替」は「在留カード」を持っていなくても、宿泊先の「一時滞在証明書」を取得すれば試験を受けることができます。そのため、旅行ついでに受験する人も多く、外国人向けのツアーも販売されています。合格者の中には免許の住所がビジネスホテルの人も。
名古屋大学大学院 加藤博和教授
「住所があやふやであるっていうことは、何かあった時に、どこにいるかわからないということになってしまうので、一時滞在というだけで(受験)資格として認めるかどうかというのは考え直した方がいいんじゃないか」
また、「外免切替」のためには「知識確認」と「技能確認」、2つの試験に合格する必要があるのですが「知識確認」が簡単すぎると批判の声も。試験を受けにきた人が勉強した際に使ったという例題を見せてもらうと…
例題
・定期的に車検を受け、車検の期限が切れた車は路上では運転してはいけない→〇
・赤信号で、左右に明らかに車がいなければ直進してよい→×
日本人と外国人を差別してはいけない、日本人と同じ試験問題で同じ採点方式を採用し、合格する為の点数も同じにするべきです。
国が率先して差別をしている現状を、今直ぐ改善しなさい!
一時滞在証明書なんて論外です、日本に居住して最低でも1年間以上滞在実績がある事が、最低限の条件です。
日本の一般常識や交通ルールを知らない人に、日本の免許証を与えてはいけません。
列をなす人の目的は、外国免許証の切り替えです。いわゆる「外免切替」とは、外国の運転免許証を持っている人が日本の運転免許証を取得することができる制度です。
視力検査を受けたのち、「知識確認」と「技能確認」が課せられます。切り替えといっても、自国の免許証を失うことはなく、日本での運転ができるようになるのです。