戸籍の歴史や特徴について、解説しています。
大阪で「400年たどるコース」の現地調査してきました。
菩提寺で過去帳の情報を頂き旧庄屋宅で古文書を見せて頂きました。
古文書群の中には壬申戸籍(明治5年式戸籍)よりさらに古い明治4年戸籍があり、それで依頼人家のご先祖様のことが明らかになりました
先祖調査・家系図作成の基本は古くまでの戸籍(除籍)を遡って取得することですが、明治19年式戸籍における戸主の父親名は記載が間違っている事があります。これは明治5年式戸籍(壬申戸籍)からの転記ミスが原因と考えられます。
古い戸籍(除籍・改製原戸籍)には保存期間があります。
かつては除籍簿に綴られてから80年で廃棄でしたが2010年に戸籍法に伴う省令が改正されて保存期間が150年に伸張されました。
しかし、2037年(令和19年)から再び古い戸籍(明治19年式)が順次廃棄されていく可能性があるという事です。
一度廃棄されたら元に戻りませんので今の世代が戸籍を出来るだけ古くまで取得しておく事が大事になります。