世界中で危険な暑さが続く中、国連のグテーレス事務総長は、「地球沸騰」という言葉を使って警鐘を鳴らした。しかし、この猛烈な暑さは「地球温暖化」だけでは説明ができないという。気象予報士の木原実さんが、この暑さの原因を詳しく解説。
日本では一足早い猛暑に襲われているが、異常な暑さはヨーロッパやアメリカでも同様の状況になっている。猛暑の原因は地球温暖化によるもの。ある研究機関は日本の6月中旬の暑さは人為的な温暖化がないと説明がつかないと指摘する。温暖化による気候変動による世界のインフラへの経済損失が、2100年には600兆円に達するとの試算もある。地球温暖化の経済への影響や日本が取るべき対応策について、日本経済新聞の安藤淳編集委員に聞く。
世界各地で記録的な猛暑となる中、世界の平均海面水温が今週、過去最高となったことがわかりました。
気象庁は、7月20日に今年の夏は広い範囲で「10年に一度」クラスの暑さになる可能性があると発表しました。日本では近年、“異常”とも言える気候が続いていますが、世界各地でも深刻な状況となっています。世界的な異常気象はこの先どうなるのでしょうか?