Windows 11の次期大型更新「26H1」が2026年初頭に登場する可能性が浮上し、Snapdragon X2 Elite搭載のCopilot+ PC限定との観測が強まっています。
InsiderのCanary系ビルドでは「Bromine」「26H1」表記が観測され、初期は新機種優先で後に段階的に機能が広がる24H2時の流れをなぞるとの指摘があります。
一方でMicrosoftの公式方針は年1回のH2配信であり、26H1という名称や配信時期は暫定とされ、最終的に26H2へ吸収される可能性も指摘されています。
Windows 10のサポート終了は、Microsoftにとって、この10年で最大の「買い替え特需」であり、AI PCを一気に普及させる絶好のチャンスだったはずです。
しかし、その結果は「AI PCは不発、顧客はライバルのMacへ大移動」という、Microsoftにとって最も皮肉で、屈辱的なものとなりました。
なぜ、こうなったのか。それは、多くのユーザーが、Microsoftが押し付ける「AI」という名の、まだ使い道もはっきりしない“宝の持ち腐れ”よりも、「価格」や「純粋な性能」、「使い慣れた操作性」といった、より堅実な価値を選んだからです。
今回の件は、企業が「売りたいもの」と、ユーザーが「欲しいもの」がズレた時、いかに悲劇的な(Microsoftにとっての)結果が生まれるかを示す、象徴的な出来事であったと感じます。
今回のACCCによる訴訟は、私たちが懸念してきたことが、現実の問題であったと証明した形です。
問題なのは、Copilotを統合したことではなく、安いプランの存在を隠してまで、高額なプランを契約させようとした「ダークパターン」の手法です。 悪質なものは悪質だと、是々非々で主張していくのは、当然の役割だと考えています。
巨大な企業であっても、ユーザーを欺くような行為が許されるべきではありません。今回の訴訟が、企業の不誠実な姿勢を正す、大きな一歩となることを期待します。
windows11のテーマ問題