政府は2028年度に新しいマイナンバーカードを導入する。現行カードは2016年に交付が始まり、健康保険証や運転免許証との一体化などで活用が拡大している。次期カードはデザインや機能を全面的に刷新し、利用者の利便性と安全性を高めるのが目的だ。新カードでは視認性を高めたユニバーサルデザインを採用し、性別欄を削除してプライバシー保護を強化する。
電子証明書の有効期限は10年に延長され、更新手続きの負担が軽減される。暗証番号は2種類に統一され、生体認証の導入も検討されている。さらに暗号方式を新技術へ移行し、量子コンピュータ時代のセキュリティ強化を図る。発行・更新体制も改善され、申請から受け取りまでの手続きがスムーズになる見込みだ。次期カードは行政・医療・金融など幅広い分野での利用を想定しており、スマートフォン連携やオンライン手続きの利便性が一段と向上する。マイナンバーカードは「全国民共通のデジタルID」として、社会全体のデジタル化を支える基盤へ進化していく。
来年からマイナンバーカードが廃止されるという噂が一部でありますが全くのウソです。実は2028年に完全リニューアルされる予定で進んでいるようです。
※令和7年10月1日現在の法令等に基づき制作しております。
2028年導入予定! 新しい「マイナンバーカード」は何が変わる? 用途拡大と次期カードのポイント