おとといの晩、ミルトモさんと納豆の話で盛り上がり、
無性に納豆が食べたくなってしまった。
「炊きたてのゴハンで、納豆食べたい!」と言ってはみたものの、
時はすでに深夜というより明け方に近い。
米をとぎ、吸水させ、火にかけて炊き上がるのを待つうちに、
睡魔に負けてしまうことは必至である。
それなりにおなかは減っていたが、
中途半端なものを口にしても満足感がないのはわかりきっている。
「納豆うどん、食べてくる」というミルトモさんを残し、
空腹をグッとこらえてそのまま寝ることにした。
そうなると、昨晩のメニューはおのずと決まる。
もちろん、炊きたてごはん&納豆、である。
大粒の納豆に、たっぷりの鰹節とみじん切りのねぎを混ぜあわせておく。
長野の実家から送られてきた新米を、やや硬めに炊き上げる。
うまい生卵と、うまい佃煮も用意して、準備万端だ。
ごはんを蒸らしているあいだに、納豆に練り芥子をしぼり、
醤油をチロリとまわしかけて、軽く混ぜる。
納豆ごはんなんてものは、上品に食べるものじゃあない。
あつあつのごはんを茶碗によそったら、
納豆をたっぷりのせて、すかさずかきこむ。
脳に思い描いていたのと寸分たがわぬ味わいと食感が、
口の中いっぱいに広がっていく。
うまし。
あっというまに一膳たいらげ、二膳目は卵かけごはんにする。
割りほぐした卵をかける、などという面倒なことはしない。
あつあつのごはんに、直接卵を割り落として、醤油をひとたらし。
よくよくまぜて、つるりと一口流し込む。
濃厚で、ほんのり甘みのある卵の風味を確かめてから、
高級ふりかけ「錦松梅」をパラパラとふりかけ、一気に食べる。
鰹節とゴマの風味、松の実やキクラゲの食感……。
やはり錦松梅こそが卵かけごはんの最強の相棒だなぁ、
と、再確認する瞬間である。
うまし。
そして最後にもう半膳。
うまい佃煮で、米そのものの味わいを楽しんで、
至福の夕飯を終えた。
うまし、うまし。
大満足。