つい先日、国公立に進学した友人にメールした。
話はメールでするが、それも半年に1回程度、ここ2年ほど直接は会ってない。
そりゃ、自分よりハイレベルな大学に行っている訳だから、
最も気になるのは就職のこととか、研究のこと。
でも昨今のニュースを見ている以上、簡単に、唐突に、そんなことは聞けない。
とりあえず『やぁ、久々だが、生きてるか?』とだけ、送った。
返事は『なんとかな。』と。やはり研究にスケジュールを取られているよう。
何度かやり取りする中で気を効かせたのか、就活についてのことも向こうから話してくれた。
どうやらダメだったとのこと。
彼は多少お固いとこはあるが特別話せないような人間じゃないし、なにより成績は十分優秀だ。
それでも就職できなかったとなると、原因は地理的に活動に尽くせない、もしくはやる気がない。
そんなことを考えていたが、
本当は自分が知っていることと、事実が違っていただけだった。
自分は日経からもモニターとしてレポート出してたりしたし、
それと引換に情報も得ていた。
当然、就職サイト系のモニター報告は偏りが出るのは分かっていたが、
しっかりモニター全体に対して有効回答数等も表記されていたため、現実的だった。
( 就活に絶望してくると月日が経つにつれ、モニターのレポートを送るのが精神的に苦しくなるので有効回答数が徐々に減ってくるのです。←見ていて生々しいです。 )
ところがどっこい、普段見ているニュース。
この文部科学省が出した内定率の統計。
大学斡旋の強い国公立も含めたり、やる気のない大学生を含めて考えると、
過去最低という割にはやけに高いなといった見解だったが、
そもそも統計方法がアテにならないことが浮き彫りになっていたことを知った。
実際は40%台!? 文科省、厚労省が発表した就職内定率「57・6%」の大ウソ (週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
平成22年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)について:文部科学省
778校中の、国21、公3、私38。10分の1。
端的に言うと、全国で均等に名のある大学を選んだということ。
平成22年度大学等卒業者の就職状況調査(10月1日現在)について (PDF:570KB)
これを見たときには驚いた。5ページ目の内定率の推移では
毎年毎年、翌年の4月(卒業)までに90%を超える内定率が出ている。
これはいくらなんでも有り得ない。
( ていうか、最終的に90%超えるんなら、世間で『氷河期』なんて言われないやい>< )
そもそも12月から4月って現3年生(来々春卒)向けに企業も動いて、就活始めてるのに、
卒業間近の既卒扱いになる現大学4年が就職率20%も上がるわけがない。
( ※今の就活シーズンのピークは大学3年の3月から4年の5月末までです。 )
今の本当の就職率が40%だとすると、頑張ったと感じていた自分ですら覚悟が足りてなかったなと、
運悪ければ自分も就職できなかったなと。そう感じました。
さて、ちょっと現3年生に『喝』を入れてこようかな。(*ノ∀`*