第二章 梟導師を尋ねて
無数の巨木が立ち並んでいる。
枝と枝の間隙をぬって差し込む日差しが、無数に伸び絡まり合う根を覆いつくす苔にキラキラと宝石の輝きを演じている。
ここは梟の森。
ニコット町のわむたんの住む福招神社と次元障壁の壁で繋がっている。
太古からあるとされる福招神社には蔦で覆われた洞窟の入り口がある。
その洞窟の入り口を入り、緩やかな傾斜を降りていくと、鍾乳洞の地底湖が現れる。
地底湖自体はあまり深さはなく、点々と飛び石が置いてある。
その飛び石を渡った先にもうひとつの世界への扉があるのだ。
神社へのお参りの人がこの場所を訪れたとしても、行き止まりに見えるだろう。
霊能力の高い者にしか入り口は見えない。
わむたんは、梟の森の一番深遠部へ進んだ。
そこにひときわ巨大な一本の老木があった。
その老木には小さな梯子がついている。
老木の上層に建物が建てられているようだ。
わむたんは、その梯子をスルスルと登るとドアをノックした。
「お師匠さま・・・」
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