「冬の気持ちの暖かくなった思い出」
それは私が中学2年生のころ。。
うちのクラスでは何故か
可愛い紙袋をカバンがわりにするというヘンな事が流行っていました。
あまり流行りモノに乗るタイプではなかった私ですが、
ついその流行に乗ってしまったのが運のツキ!
ある冬の寒~い朝、
学校に向かって歩いていた私。
横断歩道の丁度真ん中あたりで紙袋の底が破れてしまいました。
もちろん中身は全部落ちちゃって、
そのうえ筆箱の蓋が開いて、
中身がコロコロ、コロコロと。。。
信号もピコピコし始めるし、
手がかじかんでシャープペンシルがなかなか拾えないし。。
もうどうしようって恥ずかしい気持ちがいっぱいで
焦ってよけいに拾えない。。。
そんな時、
現れたのです、ヒーローが^^
どこからともなくやってきて
遠くまでころがって行ったシャーペンを拾ってくれたり
私がまごまごしている間に
どんどん全部拾ってくれて
そのまま横断歩道を一緒に渡り切ってくれました。
「ハイッ! 気をつけてね。」
そう言って拾った教科書やノート、そしてシャープペンシルを
手渡してくれました。
そのうえ、その人は自分の持っていた紙袋から何冊かの本を出して
空になった紙袋を一緒に手渡してくれたのです。
そしてそのまま走り去って行っちゃいました。。。
決して可愛い紙袋ではなかったけれど、
こんなに優しい気持ちを伝えてくれる紙袋に今まで出会った事はありませんでした。
あの時のヒーローがどこの誰だったのか。。。
それは結局わかりませんでしたが、
寒い寒い冬の朝。。
焦った私のカチカチに凍ったココロをすぅーと溶かしてくれた
とっても暖かい思い出です。
小さな事でも大きな事でも
困ってる人がいたら自分に出来ることをしてあげたいと思った日。
寒い冬でも暖かい日になりました。
少女マンガやドラマなら、
きっとこの後、この彼と再会して恋が芽生えるとか。。。
そんな展開があるんだろうけど、
そういう事は一切ありませんでした。
現実って厳しいww