冬のスポーツといえば我が家はよくスキーに行った
雪がどんどん降ってくるなかで
ひとりでもくもくとタイヤチェーンをつけている親父をちょっとカッコいいと思ったりしていた
家を出発するとき
シートベルトをつけながら親父が必ず言う言葉がある
「昔 わたしをスキーにつれてって と言う映画があったな~」
そうっすか
スキー場では家族ばらばら
ぼくはひとつ年下の妹と迷子にならないよう気をつけながらいつも行動を共にしていた
親父は一人で上級者コースに勝手に行き
お袋といえば・・・
どこで滑っていたんだろう?
お袋の姿をみっけたときはたいてい休憩所のストーブの前
ぬくぬくしていた
小学校5年か6年生の時叔父夫婦と合流して
安比高原スキー場というところに連れていってもらったことがある
安比高原スキー場がどこにあるのか未だ知らないけど
山頂はかなり吹雪いていた
親父とおじさんは 「きゃっほう~」とかいいながらコースを降りていった
僕も続いた
僕の後ろで「おに~ちゃん」と言う妹の声を聞いた気がした
もう遅い 視界ゼロなんだ
しかもなんといゆ急降下
後で聞いた話だけどそこはハヤブサというところらしい
初めて恐怖心がわいてきた
下で親父が言った
「おうw 無事に降りてきたか」
この すっとこどっこい
妹はお袋と林間初心者コースを一緒におりたらしい
僕の耳元で妹がささやいた
「おか~さん待つのに10回くらい立ち止まったよ」
そっか