「ホワイトデーは三倍返し」って、いつ頃から言われるようになったんでしょう。
本命への三倍返しなんてのは恋人同士の関係性に乗っ取ってるわけなので、
それぞれの合意があれば全然問題ないんだろって思います。
でも、三倍返しを期待された上で貰う義理チョコであるとすれば、
殿方はさぞ苦痛だろうなぁ、と同情する次第なのです。
なぜにそのようなことを申し上げるかといいますと、
義理チョコに関わる男性の吐息を聞いたことがあるからなのでございます。
銀行の窓口に勤めております男友達の職場には
女性の行員があまた存在しておりまして、
故に彼は毎年義理チョコなるものをたーっぷり貰ってます。
真面目で地味で勉強一筋だった彼は、
それまで女人と縁がない人生を歩んできたために、
紙袋一杯のチョコを見てまるで夢のよう!と、最初は舞い上がっておったわけですが、
その職場ではお返しに関する不文律があることを知り、
彼は「これ全部3倍返しなのか!」と、愕然としたそうでございます。
まるっきりバレンタインと縁がないのも寂しいかもしれないんだけれども、
苦手な甘味のお返しで(男性って甘いものが嫌いな人も多い)
諭吉がぱっさぱさ飛んでいくのも、それはそれでしんどいと、かような次第です。
そもそも好意に三倍という利子をつける、ってのも、
あんまり上品なお話しではないかもしれません。
てなわけで。
バレンタインに上げる方はお返しなんかまるで期待せずに、感謝の気持ちを込めるに留めて、
もらう方も気軽に喜んで受けとる程度にしておくってのが、よろしいのではないでしょうか。
わたしはもともとあまり他人に過剰な負担をかけたくはないタチなので、
高額すぎるお返しも、かえってしんどかったりもするのです。
だから、ホワイトデーのお返しも、気が向けば半返し程度でいいじゃない?って、
思ってる女人はわたしだけじゃない、って思うのですけどもねぇ。